『フェイクマミー』第9話、薫の決断が苦しすぎて画面の前で動けなかった(感想)(ネタバレがあります)

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第9話、静かに始まったのに終盤で心臓ごと掴まれた。
花村薫(波瑠さん)が自分の未来を差し出すような選択をしてしまって、胸の中心がぎゅっと縛られたまま。
茉海恵(川栄李奈さん)といろは(池村碧彩ちゃん)を守るために、嘘でも強く立つ姿が痛いくらい美しくて、泣くしかなかった。
誰が正しいとかじゃなく、誰がどれだけ傷ついたかだけが残る夜だった。

“ニセママ”騒動が燃え上がる。薫(波瑠さん)はひとりで泥をかぶる覚悟へ

薫が母親のふりをしていた疑惑が報じられ、学校には問い合わせが殺到。
保護者もマスコミもうるさいほど騒ぎ立てる空気で、息の仕方すら難しそうだった。
茉海恵(川栄李奈さん)は「公表したほうがいい」と提案するのに、薫は真逆の道を選ぶ。
「RAINBOWLAB」といろはの未来を守りたい、その一点で嘘を背負い続ける決意。
優しすぎる人ほど、自分のことだけ後回しにしちゃうんだよな。

合同会議の場での告白シーン、喉が詰まるみたいだった

理事会と柳和会の合同会議。
大人たちの視線が刺さるなか、薫は静かに言った。「私はいろはの母ではありません」
その一言だけで世界が音を失う感じがした。
さらに「茉海恵の弱みを脅し 報酬目的で母親を名乗った」と嘘の罪をすべて自分に乗せる。
茉海恵といろはを“被害者”とするその言葉が、優しさじゃなく身代わりみたいで余計に苦しい。
守りたい相手ほど遠ざける選択をする薫の背中、見ていて心が切れそうだった。

自首という結末を自ら選ぶ、その強さと痛さ

会議が終わって、校門の外に停まったパトカー。
誰も止められない歩き方で薫は乗り込んでいく。
逃げることもできたのに、真っ直ぐ前へ。
潔さって綺麗だけど、綺麗すぎると涙になる。
あの背中に「戻れ」って何度も言いたくなった。
茉海恵も いろはも 届かない距離に置いて、自分だけを差し出した薫。
報われてほしいという願いだけが残った。

SNSはすすり泣きと叫びで埋め尽くされた

放送後のタイムライン、静かじゃなかった。
「まさかすぎて号泣」「薫姉いかんといて」「救われてほしい」って言葉が溢れてた。
画面越しでも伝わったあの決断の重みは、きっと誰の心にも残ってる。
物語が終わりに近づいている気配と一緒に、喪失感だけがじんわり広がっていった。

まとめ

第9話は、優しさの形が時に残酷だと教えてくる回だった。
花村薫(波瑠さん)の告白は真実じゃなくても想いは本物で、その強さがあまりに痛かった。
茉海恵(川栄李奈さん)といろは(池村碧彩ちゃん)の未来を守るための犠牲なんて望んでなかったのに、薫は迷わずそこに飛び込んだ。
涙が止まらないほど綺麗で寂しい覚悟。
願わくば、あの選択が彼女自身の幸せにも繋がりますように。
(みかんてぃ)