第9話、狗飼錐(平祐奈さん)が父の手帳を奪還するために旧〈みかん部屋〉メンバーを招集。
牛尾健司(梶原善さん)、豹頭敦史(八村倫太郎さん)と共に仕掛けた潜入劇はテンポ抜群で、SNSも「手に汗!」と大盛り上がり。
一方で、そこに猿渡響(丸山隆平さん)の姿がないことが逆に強調され、チームの呼吸の“隙間”が切なく映った。
ラストは横河(波岡一喜さん)が接近し、不穏な空気を残したまま最終回へ突入。
狗飼錐(平祐奈さん)、父の手帳を手にする
療養を続けていた錐(平祐奈さん)は、初回の“親子連れ”がカッパ男だと確信。
再捜査を猿渡(丸山隆平さん)に直訴するも拒まれ、牛尾(梶原善さん)と豹頭(八村倫太郎さん)を呼び戻して作戦を決行する。
鬼頭康臣(高橋克典さん)の執務室に潜入し、「9279」の鍵を突破。
父・狗飼十四郎(山口馬木也さん)の手帳を奪還するシーンは、緊張と達成感が同居していた。
彼女の記憶力と仲間の呼吸が光った瞬間だった。
鬼頭(高橋克典さん)の吐露と“父の相棒”の記憶
手帳をもとに鬼頭(高橋克典さん)が真犯人ではないと突き止めた錐(平祐奈さん)。
鬼頭は「十四郎の遺志を一人で追っていた」と語り、みかん部屋を解体した理由も明かす。
管理職の冷徹さの裏に、かつて十四郎と現場を駆け抜けた熱を抱えていた鬼頭の姿が浮かぶ。
その像は猿渡(丸山隆平さん)を思わせ、錐には“父の相棒の温度”として届く。
過去と現在が交差し、不在の人物の存在感まで立ち上げる巧みな構成だった。
再集結の熱と、猿渡(丸山隆平さん)の不在
牛尾(梶原善さん)、豹頭(八村倫太郎さん)、錐(平祐奈さん)が呼吸を合わせる潜入作戦。
視聴者は「旧みかん部屋の再集結が胸熱」と盛り上がる一方、そこに猿渡(丸山隆平さん)がいない寂しさも強く残る。
勢いと声量の“穴”が画面に漂い、不在そのものが演出の一部になっていた。
再結成のわくわくと、どこかに感じる空白感。
その二重の感覚が今回の最大の仕掛けだった。
「犯人は警察官」へと絞り込まれる推理
十四郎の手帳を読み解き、錐(平祐奈さん)は“犯人が自分の相貌失認を知っていた”こと、“未報道の失踪情報を握っていた”ことに気づく。
そこから「犯人は警察内部者」だと推理。
いよいよ組織の内部へと捜査が踏み込んでいく。
横河(波岡一喜さん)が錐に接近するラストは、次回への不安をあおりながら幕を閉じた。
謎解きの輪郭がくっきり見え始めただけに、最終回への期待は一気に高まる。
まとめ
第9話は、旧みかん部屋の潜入作戦で手に汗を握らせつつ、鬼頭(高橋克典さん)の人間味と猿渡(丸山隆平さん)の不在を同時に描いた回。
錐(平祐奈さん)が父の遺志に触れ、「犯人は警察官」と推理を固めた展開は大きな転換点だった。
再集結の熱と空白が重なる独特の余韻に包まれ、最終回を待たずにすでに心は高鳴っている。
“霧”の向こうに真実が現れる瞬間を、見届けたい。
(ゆめのん)
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