冬のなんかさ、春のなんかね:第2話が会話だけで心えぐってくるの反則すぎ(感想)(ネタバレがあります)

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派手な事件とか全然起きてないのに、気づいたら感情だけがめちゃくちゃ動いてて、画面の静かさとのギャップで余計に刺さった。
土田文菜(杉咲花さん)の目線とか間とかがリアルすぎて、ドラマというより誰かの生活を横から見てる感覚になる。
誰かと話してるだけの場面なのに、その会話の一言一言が全部自分に向いてくるみたいで、ちょっと逃げ場なかった。
第2話、静かだけど余韻が長すぎるタイプの回だった。

文菜の「好きが分からなくなる感じ」がリアルすぎる

小説家として本を出してて、古着屋でバイトして、恋人もいるのに、心の中だけずっと立ち止まってる文菜がしんどいくらい現実的。
「まっすぐ好きって言えたのいつだろう」って考えちゃう感じ、言葉にできないモヤモヤをそのまま置かれた気分になる。
土田文菜(杉咲花さん)が、ちゃんと向き合おうと決めて過去を振り返る流れも、前向きなのに怖さも混ざってて複雑。
恋人がいるから安心ってわけでもなくて、むしろ逃げ道になってるかもって思っちゃうところが、妙にリアルで刺さる。
杉咲花さんの表情が、決意と迷いを同時に出してくるから、気持ちの揺れがそのまま伝わってくる。

編集者との会話で仕事と気持ちが絡む感じ

出版社で担当編集の多田美波(河井青葉さん)と話す場面、空気が少しピリッとしてて緊張感ある。
作品の相談してるはずなのに、文菜の今の気持ちまで見透かされてるみたいな距離感が独特。
河井青葉さんの多田さん、優しいけど甘やかさない感じで、言葉選びが全部刺さるタイプ。
仕事の話をしてるのに、恋愛とか生き方の話に自然につながっていくのが、このドラマっぽいなって思った。
文菜(杉咲花さん)が少し構えて話す感じも、相手が編集者っていう立場だからこその距離で、そこも細かくて好き。

友達とのランチで見える別の顔

大学時代の友達で同じ古着屋で働くエンちゃん(野内まるさん)とのランチ、空気が一気に柔らかくなる。
エンちゃんがロマンティック・アセクシャルだって話をする場面、重くなりそうなのに変に湿っぽくならないのが良かった。
文菜(杉咲花さん)が相槌打つテンポも、さっきの編集者との会話と全然違ってて、ちゃんと友達モード。
でも優しく聞いてる分、自分のことを重ねて考えてるのも見えて、静かに思考が深くなっていくのが分かる。
野内まるさんのエンちゃん、軽やかな雰囲気なのに話してる内容はちゃんと深くて、そのバランスが心地よかった。

喫茶店と元バイト先で続く恋の話

行きつけの喫茶店「イスニキャク」で、和地くん(水沢林太郎さん)が恋人にフラれた話をする場面、空気が少し沈む。
慰めるわけでもなく、ただ話を聞く文菜(杉咲花さん)の距離感が絶妙で、変に踏み込まないのが逆にリアル。
そのあと、学生時代のバイト先の先輩・小太郎(岡山天音さん)の話を聞く流れも、恋愛の形が人それぞれなのを突きつけられる感じ。
誰の話も派手じゃないのに、どれも自分の中に引っかかる要素があって、文菜が考え込むのも自然すぎる。
水沢林太郎さんと岡山天音さんの会話の温度も違ってて、文菜の受け答えが相手ごとに変わるのが細かくて好き。

会話だけでここまで感情動くのすごい

第2話は、ほぼずっと1対1の会話なのに、相手が変わるたびに文菜の表情も話し方もちゃんと変わる。
土田文菜(杉咲花さん)が、人に合わせて無意識に態度を変えてる感じが、作られてない自然さで出てくる。
どの会話も「正解」を言わないのに、全部が心の中に積もっていくのが分かる構成になってるのがすごい。
脚本がどこまでで、役者さんの間がどこからなのか分からなくなる瞬間が何回もあった。
静かなのに情報量が多くて、感情の置き場に困るタイプのドラマだなって改めて思った。

まとめ

第2話は、恋愛の話をしてるようで、実は自分との向き合い方の話をずっと見せられてた感じが強かった。
土田文菜(杉咲花さん)が誰と話すかで空気が変わるのも、その全部が本当の姿なんだろうなって思えて切ない。
編集者、友達、喫茶店の店員、元バイト先の先輩、それぞれの言葉が少しずつ文菜の中に残っていくのが分かる構成で、余韻が長い。
派手さはないのに、見終わったあともずっと考えちゃうタイプの回で、静かに心に残り続ける感じだった。
(ちーず姫)