第6話、序盤から胸の奥がざわつく感じが止まらなかった。
高木(間宮祥太朗さん)と園子(新木優子さん)が真相に向かって動くほど、空気の色がくすんでいく気配。
小林(藤間爽子さん)が見せた“優しさと別の何か”の温度差が、妙にひっかかった。
事件のピースが増えてるのに形が全然見えてこなくて、息が浅くなるくらいの緊迫感。
終盤まで気を抜けない感じ、久々に脳がヒリヒリした。
園子(新木優子さん)に降ってきた中傷記事の衝撃
週刊アポロのライバル誌に躍った「美人すぎる記者 猿橋園子 連続殺人犯疑惑!?」という文字。
あの瞬間、画面越しなのに背中に冷たい風が吹くみたいだった。
タイムカプセル、卒業アルバム、同級生の死まで全部つなげて、園子(新木優子さん)を犯人扱い。
編集部には問い合わせの電話が鳴り止まないし、園子の表情から血の気がすっと消えていくのがわかった。
仕事場って安心の場所なはずなのに、一気に敵地みたいになって包囲される圧がすごい。
誤解の濁流が一気に押し寄せるあの感じ、見てるだけで胸がしんどい。
孤立無援ってこういう音なんだ、って思わされる展開だった。
小林(藤間爽子さん)の“優しさ”と裏にあった本音
行き場をなくした園子が頼ったのは、かつての学級委員長・小林(藤間爽子さん)。
怒ってくれる優しさも、反論記事を出そうと訴える必死さも、一見すると味方のそれ。
でも、どこかぎこちない笑顔の奥に、うまく説明できない違和感がずっと残っていた。
高木(間宮祥太朗さん)や小山(森本慎太郎さん)たちが攻撃される可能性も考えながら迷う園子に、小林が言った「正しいことを、しよう」。
まっすぐな言葉なのに、なぜか胸の内側がざわっと揺れる。
応援よりも“押し込む”圧を感じるというか、優しさの形がほんの少し重くねじれていた。
この段階ではまだ理由が見えないのが余計に怖い。
東雲(深川麻衣さん)が告げた事実とスナック・イマクニの空気
東雲(深川麻衣さん)が高木たちを呼び出し、スナック・イマクニで明かした“裏切りの正体”。
園子への中傷記事、その情報を流していたのが小林だったと知った瞬間、胸の奥が一気に重く沈んだ。
今國(戸塚純貴さん)の店のいつも柔らかい暖色照明でさえ、このときばかりはどこか冷たい。
誰が味方で誰が敵なのか、信頼の境目がわからなくなる感じが、胃のあたりにつっかえる。
東雲の表情には迷いも影もあって、ただの暴露じゃなく“どうにかしたい”葛藤もにじんでいた。
その空気が逆に、状況の深刻さを物語っているように思えた。
小林の真意が明かされる墓参りの場面
小林に連れられ、園子が向かったのは弟の墓。
静かな場所なのに、一歩進むごとに緊張が積み重なっていくのがわかる。
過去の記事によって生まれてしまった小林の恨み。
それがこんな形で膨らみ続けていたなんて、園子(新木優子さん)の視線が揺れたのも当然。
小林が園子を刺そうとした瞬間、空気が真っ白に弾け飛んだような感覚になった。
刃物の光より、小林の歪んだ感情の方が鋭く刺さる。
未遂で終わったとはいえ、この重さの余韻がしばらく消えなかった。
犯人候補から外れた小林と、再び燃えるSNS考察
宇都見(木村昴さん)の発言で、小林が罪を問われることが明らかに。
犯人候補から外れたことで、視聴者の視線は一気に別の人物へ。
SNSは「次に怪しいの誰?」の声で溢れ返り、考察の熱がぐんぐん上がっていった。
今國(戸塚純貴さん)への疑い、東雲(深川麻衣さん)との“何かある”気配、カンタロー、担任教師……名前の出方がみんな異様に生々しい。
「全150種類のお酒を揃えてて…幻の151種類目は博士?」みたいなちょっと笑えるのに怖さが残る意見まで飛び交い、カオス状態。
疑わしい線が多すぎて、視聴者の神経が休む暇ない。
第6話の後のSNSの動きは、まさに事件の延長戦って感じだった。
まとめ
第6話は、人の“善意の皮をかぶった何か”がどれだけ怖いか、突きつけてくる内容だった。
高木(間宮祥太朗さん)と園子(新木優子さん)が真実に近づくほど、周りの人の影が濃くなっていく。
小林(藤間爽子さん)の想いは歪んでしまったけど、その感情の蓄積に少し胸が痛くなる部分もあった。
でも犯人ではないと判明したことで、物語の迷路はさらに複雑に。
誰を信じていいのかまだわからないまま、次の一歩を見届けるしかない。
静かに鼓動が早くなる、この感じがずっと続きそう。
(みかんてぃ)

