第5話、静かに始まったのに、気づけば息をするのも忘れてた。
岩井巧巳(橋本将生さん)と片桐澪(恒松祐里さん)の“束の間の夏”が、あまりにも儚くて切ない。
手をつなぐだけで、こんなに物語の意味が変わるなんて思わなかった。
優しさと不穏さが、同じ画面の中で同居してた。
川遊びのシーンがまぶしすぎた
巧巳(橋本将生さん)が澪(恒松祐里さん)の手を引く瞬間、心臓が跳ねた。
「澪さんも行こう!」って言葉が、ただのセリフじゃなくて、彼の真っすぐな気持ちそのものだった。
恒松祐里さんの表情も繊細で、笑ってるのにどこか影がある。
太陽と川のきらめき、澪の濡れた髪、巧巳のまっすぐな眼差し。
画面の光がまぶしすぎて、一瞬だけ現実を忘れるほど。
SNSで「私も巧巳くんに『行こう!』って言われたい人生だった」って声が溢れてたけど、それ、完全に同意。
“眞希”というもうひとりの彼女に近づく覚悟
澪のもうひとつの人格“眞希”に対して、巧巳(橋本将生さん)が「全部知りたい」と言うシーン。
まるで恋人に“過去ごと愛する”って告白してるようで、震えた。
橋本将生さんの演技が静かに熱くて、迷いが一切ない。
そして“眞希”を演じる恒松祐里さんの変化が見事すぎる。
声のトーン、目の光、ちょっとした仕草までまるで別人。
“推し”を愛してたはずの巧巳が、“人間”として彼女を抱きしめようとする。
その瞬間、タイトルの“共犯者”の意味が少しだけ見えた気がした。
夏の幸福が儚く見える理由
川遊びも花火も、全部が幸せそうなのに、画面の奥にずっと“終わり”の気配があった。
水川(丈太郎さん)の視線や、モナ(石川瑠華さん)の表情、どれも微妙に不穏。
そして、刑事・塔堂(萩原聖人さん)たちが動き始めていることで、もう“この夏が長く続かない”ってわかってしまう。
視聴者の「束の間の幸せが怖い」「この笑顔がもう見られない気がする」って感想、痛いほど共感。
夏の光の下で笑う二人が、まるで夢みたいに遠く見えた。
手をつなぐ、それだけで物語が進む
ドラマの中で、派手な事件も伏線もあるけど、一番強いのは“手をつなぐ”って行為そのもの。
あの瞬間、巧巳と澪の間にある「秘密」「疑い」「恐怖」全部が一瞬だけ消えた。
そして次の瞬間、現実が押し寄せてくる。
恒松祐里さんの手の震え、橋本将生さんの優しい指先。
恋と罪の境界線を、指先でなぞってるみたいだった。
“共犯”って、こういうことなのかもしれない。
SNSでの反応も熱かった
放送後、「将生くんの眼差しが優しすぎて泣ける」「恒松祐里さん、人格の演じ分けすごい」「この夏、壊れそうで怖い」などの感想が多数。
恋の美しさと不穏さが同時に描かれているからこそ、見ている側も心が揺れる。
「ひと夏の共犯者」、ただのラブサスペンスじゃなくて、“人を信じたい気持ち”の物語になってきた。
次回、どんな形で“共犯”が試されるのか、目を離せない。
まとめ
第5話は、穏やかで、危うくて、そして美しかった。
橋本将生さんと恒松祐里さん、2人の空気が完全にリンクしてた。
恋が始まる音と、崩壊の足音が同時に聞こえる。
“澪さんも行こう!”というセリフが、もう一度聞きたくなるほど優しくて強かった。
この夏、手をつなぐことが、最大の罪であり、愛の証なのかもしれない。
(りりたん)

