『ひと夏の共犯者』第2話、推しが“二重人格”って重すぎる恋(感想)(ネタバレがあります)

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第2話、心がざわつく静けさから始まって、最後には息が詰まるような展開。
岩井巧巳(橋本将生さん)が推し・片桐澪(恒松祐里さん)を見つめる目に、“恋”と“恐怖”が同居してた。
「最愛の推しは殺人犯かもしれない」って設定、言葉のインパクト以上にリアルな狂気がある。
そして恒松祐里さんの二重人格演技、ただの切り替えじゃなくて“別の人間”がそこにいた。

澪(恒松祐里さん)の中に潜む“もう1人”

巧巳(橋本将生さん)が見つけたのは、アイドルの笑顔の裏にあるもう1つの顔。
同じ部屋に住んで、同じ時間を過ごすうちに、ふとした瞬間に「誰?」って思うような違和感。
澪の中にいたもう1人──“眞希”。
眞希(恒松祐里さん)が話す声は低くて、少し冷たい。
そのギャップが怖いのに、目が離せない。
死んだ恋人・海斗(浅野竣哉さん)の話をする時だけ、眞希の瞳が揺れるのが印象的だった。
彼女が本当に“犯人”なのか、それとも“守るための人格”なのか、まだ誰にもわからない。

巧巳(橋本将生さん)の決意が痛いほど切ない

推しの闇を知っても、離れられない。
普通なら逃げるのに、巧巳(橋本将生さん)は“共犯者”になる道を選んだ。
「俺が守る」って言葉に、恋と狂気が混ざってた。
表情の動きが繊細で、何も言わなくても心の揺れが伝わる。
SNSでも「橋本将生くんの演技が自然で切ない」って声が多かったけど、それ本当に納得。
彼の演技って、静かなんだけど熱がある。
澪と眞希の間で、何度も心が壊れそうになってる感じがリアルだった。

澪の失踪と“AMEL”の不穏な空気

海斗(浅野竣哉さん)の死亡事件が明るみに出て、澪が行方不明になる展開。
AMELのメンバーたちの混乱も描かれていて、グループ全体が何か隠してるような雰囲気。
特に“赤色の子”が残した「1人で逃げるのは許さない」って言葉、意味深すぎた。
ただの嫉妬なのか、共犯関係の警告なのか。
推しの世界のきらめきの裏に、どす黒い闇があるのがリアルすぎる。
ステージの光が、逆に怖く見えた。

恒松祐里さんの“二人芝居”、鳥肌レベル

澪と眞希、同じ顔なのに全く違う人間に見える。
恒松祐里さんの声のトーン、姿勢、まばたきのリズムまで変わるのがすごい。
澪のときは、光をまとったように可愛くて儚い。
でも眞希になると、空気が一瞬で冷たくなる。
どっちの人格も本物に見えるから、見ている側も混乱する。
“二重人格”をエンタメじゃなくて“生きるための現実”として描いてるのが、このドラマの怖さ。
SNSでも「恒松さん、演技神」「切り替えがわかりやすすぎて怖い」って絶賛されてた。

澪が消えた夜、巧巳の孤独が刺さる

一緒にいたはずの澪が突然いなくなる。
部屋に残ったのは、開けっぱなしのドアと、流れっぱなしの音楽。
その静けさが怖かった。
彼女がどっちの人格のまま去ったのかもわからない。
巧巳(橋本将生さん)が一人で部屋を見渡すシーン、光がゆっくり消えていく演出が美しかった。
“推し”と“共犯者”の境界が崩れていく感じが、胸に残った。

まとめ

第2話は、恋と狂気が同時に進行していく濃密な回だった。
橋本将生さんの繊細な演技と、恒松祐里さんの二重人格の表現が完璧に噛み合ってた。
ただのラブストーリーでも、ただのサスペンスでもない。
推しを信じたい気持ちと、真実を知る怖さのバランスが絶妙。
“共犯者”って言葉の意味が、回を追うごとに重くなっていきそう。
次の瞬間、どっちの澪が現れるのか、もう怖くて楽しみで仕方ない。
(りりたん)