『ひと夏の共犯者』、第8話の“巧巳の闇落ち”が心に刺さりすぎて息するの忘れた(感想)(ネタバレがあります)

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第8話、巧巳(橋本将生さん)の瞳がゆっくり暗くなっていく感じが、見ててほんまに胸がざわざわした。
澪(恒松祐里さん)と眞希(恒松祐里さん/一人二役)が揺れるたびに、巧巳の心も軸を失ってくみたいで、優しいだけの彼じゃなくなっていくのが怖いのに目が離せない。
モナ(石川瑠華さん)の悲しそうな顔まで重なって、気持ちの行き場がなくなる回だった。
ラブでもミステリーでもない、“堕ちていく音”だけが響いてた気がする。

澪(恒松祐里さん)と眞希の間で揺れる巧巳(橋本将生さん)、優しさが歪んでいく

澪の悲しみを“もう1人”の眞希が全部抱えていたことを知ってから、巧巳(橋本将生さん)はどんどん眞希に惹かれていく感じがあった。
この回では、澪と眞希が入れ替わるタイミングで気配の温度ががらっと変わって、同じ顔なのに別の人がそこに立ってるっていうゾクッとする空気がまんま伝わってくる。
AMELの愛衣那(永瀬莉子さん)が違和感を覚えるのも当然で、目線がほんの少しずれただけで“澪じゃない”ってわかる繊細さが描かれてた。
巧巳の中の「守りたい」がどんどん過剰になって、優しさが歪んでいく過程がリアルで苦しい。

塔堂(萩原聖人さん)と三宅(柾木玲弥さん)が捜査を続ける中、山奥で見つかった眞希

刑事コンビの塔堂(萩原聖人さん)と三宅(柾木玲弥さん)が、澪と愛衣那の行方を追ってるパートは、画面の色までどこか重たかった。
特に三宅が偶然眞希と遭遇するシーン、森の静けさと眞希(恒松祐里さん)の存在が全然釣り合ってなくて、空気がぎゅっと締まる感じ。
眞希の目の奥にある“別人格の影”が濃く見えて、見つかったのに全然安心できないという不思議な緊張が続く。
この捜査パートが本編の狂気に静かに並走してて、物語全体の深さが増してた。

モナ(石川瑠華さん)の心配を突き放す巧巳、優しさが冷たさに変わる瞬間

モナが「このままでいいのかな?」と問いかけるシーン、あれ完全に彼女なりのSOSだったと思う。
なのに巧巳(橋本将生さん)は「もう首突っ込んでくんなよ」と冷たく言い放って、あのモナのうつむいた顔がほんまに刺さった。
昔から近くにいた幼なじみだからこそ、余計にその言葉の重みが痛い。
巧巳の声の温度が一気に下がってて、“戻れないところまで来たんだ”と伝わる瞬間が怖すぎた。

眞希(恒松祐里さん)が口にした「モナを殺せる?」その言葉が巧巳を変えてしまう

眞希が以前「モナを殺せる?」と言ったとき、巧巳は震えながら拒否してたはずなのに、この回ではその言葉が巧巳の心に残ったまま育ってしまったみたいで、鳥肌が立った。
「モナが警察に行くかもしれない」と怯える巧巳の声が限界みたいで、そのあとに出た「やっぱり…」の語尾があまりにも危険すぎた。
そこへ眞希が「もういい。あなたには関係ないから」と突き放すのもまた残酷で、巧巳の“すがりつく心”をさらに闇へ追いやっていく。
「眞希さんの力になりたいんです」と言う巧巳の表情が、光を失っていくみたいで本当に怖かった。

SNSが“巧巳が怖い”で大荒れした理由、視聴者の心をつかんだ闇落ち描写

「ちょっと待って巧巳」「目の光消えてる」「怖いよ…」って声でSNSがいっぱいになってたの、ほんまにわかる。
優しさが狂気に反転していく過程が丁寧に描かれてて、視聴者が巧巳の落ちていく姿に引き込まれてしまうんよね。
Xでトレンド入りしたのも、ただの衝撃じゃなく、“感情の重さ”が共有されたからだと思う。
モナの不憫さ、眞希の鋭い言葉、巧巳の壊れていく瞳…全部が心をざわつかせる回だった。

まとめ

第8話は、巧巳(橋本将生さん)が“守りたい”だけだったはずの気持ちが、どんどん別方向にねじれていくのが痛すぎた。
澪と眞希(どちらも恒松祐里さん)の存在が巧巳の心をかき乱す中で、モナ(石川瑠華さん)が唯一の救いみたいに見えたのに、その彼女すら突き放す巧巳の闇が深い。
怖いのに、美しく狂っていくような描写が多くて、息が詰まるほど引き込まれた回だった。
次の展開が怖い…でも確実に目が離せない。
(あやぴょん)