『放送局占拠』第9話、本庄が屋代と共に歩んだ覚悟の一幕(感想)(ネタバレがあります)

本ページはプロモーションが含まれています

警備部長・屋代(高橋克典)の身柄を引き渡す“人質交換”。
その場に立ったのは、武蔵(櫻井翔)ではなく、本庄(瀧内公美)。
叔父である屋代を守ると宣言し、手錠でつないで同行する姿は、緊張感の中で凛としていた。
命を背負う覚悟を静かに示した彼女の決断に、胸が震えた。

占拠シリーズ3作目の舞台設定

本作は「大病院占拠」「新空港占拠」に続く第3弾。
武蔵は新設の“立てこもり犯罪対策班”BCCTに所属し、放送局を占拠した妖と再び対峙する。
妻・裕子(比嘉愛未)、娘・えみり(吉田帆乃華)との家族の存在も描かれながら、武蔵は「最悪の一日」に挑んでいく。
毎回、事件の規模が拡大するなかで、人間ドラマも濃くなっているのがシリーズの特徴だと感じた。

本庄(瀧内公美)の誓いと行動

屋代に向けて「必ず生きて法の裁きを受けてもらいます。あなたの命は私が守ります」と宣言した本庄。
自らの手首を屋代とつなぎ、「私も同行する」と告げた一言に、命を預かる重さがあった。
伊吹(加藤清史郎)にその覚悟を認めさせたのも、本庄の言葉の強さゆえ。
瀧内公美さんの静かな迫力が、緊張した場面をさらに引き締めていた。

和泉(ソニン)の極秘作戦と武蔵(櫻井翔)の決断

本庄が現場に立つ一方で、和泉は別経路からSATを潜入させる極秘作戦を展開。
しかしこの裏の動きに呼応するように、青鬼・大和(菊池風磨)が武蔵に接触。
「プレゼントがあります」と告げ、大和は再び武蔵に協力する形となる。
一度は敵だったふたりが再タッグを組む展開は、張り詰めた空気の中に不思議な熱を生んでいた。

屋代の最期と残された涙

本庄が守り抜くと誓った屋代。
しかし人質交換の場で、がしゃどくろ(瞳水ひまり)の銃弾に倒れてしまう。
「生きて裁きを受けてもらう」と誓った彼女の涙は、観ている側にも重くのしかかった。
本庄の決断が正しかったのか、そしてその先に残された想いはどうなるのか。
ラストで流れた涙の重さが、次回への不安をさらに増幅させた。

まとめ

第9話は、人質交換をめぐる駆け引きの中で本庄が見せた覚悟と、屋代の最期が心を揺さぶった。
守ると誓った存在を失った本庄の姿は痛ましく、物語の中でも特に深い余韻を残した。
同時に、武蔵と大和の再共闘が今後どう作用するのかも大きな注目点。
緊張と喪失感を同時に描き切った回で、視聴者の心に深く刻まれるエピソードだった。
(あやぴょん)

楽天市場、24時間限定タイムセール | 毎朝10時更新!日替わりで毎日お得!
Amazonタイムセール
人気の商品が日替わりで登場。毎日お得なタイムセール