『良いこと悪いこと』第2話、園子と笑美の過去がえぐすぎて息止まった(感想)(ネタバレがあります)

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第2話、もう息が苦しくなるレベルでしんどかった。
猿橋園子(新木優子さん)と中島笑美(松井玲奈さん)の“あの頃”が明かされた瞬間、空気が一気に冷えた。
ただのミステリーじゃなくて、過去の痛みがそのまま現在を縛ってる感じ。
園子の「許すなんて無理ですから」って一言が、叫びみたいに響いた。

笑顔の裏に隠された「ニコちゃん」の本性

六本木のクラブで再会した笑美(松井玲奈さん)。
ホステスとして派手に笑ってるけど、その笑顔の奥にある過去が重すぎた。
「園ちゃんに意地悪してた」って軽く言うその口調が、逆にゾッとした。
謝罪っていうより“思い出話”みたいに語るのが怖い。
子どもの頃のいじめって、残酷さに気づかないままやってるのが一番残酷。
園子(新木優子さん)の沈黙が、全部を語ってた。

ぬいぐるみキーホルダー事件、あの日の裏側

同じキーホルダーを持ってたことがきっかけで、関係が崩れていった二人。
「ごめん、これ私のキャラだから外してもらったほうがいいかも」っていうセリフ、地味に刺さる。
小学生の“マイルール”が誰かを追い詰める瞬間って、あんな感じなんだと思う。
そのあと園子のキーホルダーが消えて、笑美が裏で仕掛けてた流れが明かされたとき、胸がぎゅっとなった。
嘘をついて周囲を操って、園子を泥棒扱いさせる。
あの年齢でこんな計算できるの、怖すぎる。
「ニコちゃん」ってあだ名が、皮肉にしか聞こえなくなった。

“キング”と呼ばれた男子の罪

園子を責めたキングの一言、「俺の友達を泥棒扱いしやがった、謝れよ」。
あれが一番のダメ押しだった。
子どもたちの世界では、男子の一言がクラス全体の空気を決める。
だからこそ、その言葉が園子を孤立させた。
笑美だけじゃなく、キングにも責任がある。
見てて、「こういうの現実にもあったよな」って思わされるリアルさ。
過去をただの背景にせず、今の事件のモチーフにしてるのが本作の強さ。

「許すなんて無理」──園子の涙の意味

「謝ったら許してもらえると思ったんですね。無理ですから…許すなんて」
新木優子さんの声の震え方がリアルすぎた。
涙をこらえながらも、表情は崩れない。
怒りと哀しみが同じ温度で混ざってるのが伝わってくる。
松井玲奈さんの“動揺しない謝罪”との対比も完璧。
ただの和解シーンじゃなくて、“心の断絶”を見せる演技バトルだった。
見てる方も呼吸を忘れるレベルの緊張感。

SNSで広がった「園子かわいそう」「いじめリアルすぎ」

放送直後からXでは「イイワル」「園子かわいそう」「ニコちゃん性格悪すぎ」などのワードが急上昇。
「主人公がイジメられ側にいるドラマ珍しい」「あの頃の空気がトラウマ級」「女子の世界の怖さ描くのうますぎ」などの感想が溢れてた。
中でも「キングお前も謝れ」ってツッコミが多かったの、ちょっと笑えたけどわかる。
リアルすぎて心が痛いのに、目が離せない。
このドラマ、本当に“考察ミステリー”を超えて、“人間の闇”そのものを描いてる。

まとめ

第2話は、いじめという過去がどれだけ長く心に残るかを突きつけてきた。
園子(新木優子さん)の「許せない」は、復讐じゃなくて生存の証。
笑美(松井玲奈さん)の軽い謝罪との温度差が、二人の今を象徴してた。
「良いこと悪いこと」ってタイトルの意味が、少しずつ痛い形で浮かび上がってきた感じ。
もう次回が怖い。だけど見たい。この矛盾がたまらない。
(あやぴょん)