第3話は、見てるこっちの胸がぎゅっと縮む回だった。
山岸鮎美(夏帆さん)の笑顔がずっと痛かった。
甘いものが苦手なのに、ミナト(青木柚さん)のために無理して笑ってたあの表情。
「この笑顔が見れるなら我慢しなくちゃ」っていう心の声が、静かに刺さる。
恋ってこんなに“自分を削る”ものじゃないはずなのに。
鮎美(夏帆さん)とミナト(青木柚さん)の距離感がもどかしい
ミナトから抱きしめられても、「好き」とは言われない関係。
手を繋いでるのに、心はつながりきってない感じ。
鮎美は「絶対に告白させる」って意気込むけど、それってもう恋じゃなく“試合”みたい。
でも気持ちはわかる。
自分だけが一歩前に出てる恋って、足場が不安定なんだよね。
夏帆さんの演技がリアルすぎて、見てるこっちも息をひそめた。
ワンピースじゃなくてパーカーを選んだ日の勇気
いつもは相手に合わせて“かわいい自分”を作ってきた鮎美。
でもこの日は、水色のパーカーにパンツっていう“自分の好き”でデートに行った。
それだけで小さな革命。
「やっぱりワンピースにすればよかったかな?」って不安になるのも、恋のあるある。
ミナトが「今日もおしゃれでかわいいです」って言ってくれた瞬間、
一瞬だけ心が救われた。
その笑顔の裏で、まだ“相手に合わせてる”鮎美がいるのが切なかった。
「好き」じゃない言葉の重さと、デートの終わり方
「どう思ってる?」って聞かれたミナトの返事が「気が合うと思う」。
その瞬間、空気がすっと冷えた。
“気が合う”って便利な言葉だよね。
でも恋する人が聞きたかったのは、それじゃない。
鮎美がデートを自分から切り上げたの、
あれはプライドを守るための最後の防衛線だったと思う。
夏帆さんの目の奥が、笑ってないのがちゃんと伝わってきた。
渚(サーヤさん)の言葉がやさしく突き刺さる
「伝えるってわかり合うための一歩。そこに我慢はいらない。」
渚(サーヤさん)の言葉、まっすぐで痛いほど響いた。
恋愛ドラマでこういう友達ポジが出てくると、ほんとありがたい。
鮎美がようやく“我慢”をやめて、自分の気持ちを話すところ。
静かなシーンなのに、心が揺れっぱなしだった。
伝えるって、勇気よりも“自分を許す”ことなんだなって思った。
それでも、また料理を作って待ってる鮎美
付き合うことになっても、結局また“待つ側”の鮎美に戻ってた。
そこにまだ抜けきらない依存が見えた。
「好きな人のために」って言葉が、彼女の中では「自分を後回しにすること」になってる気がする。
恋は成長の物語だけど、今の鮎美にはまだ“自分の時間”がない。
でもそれを描くこのドラマのやさしさに、救われる。
まとめ
第3話は、恋愛の中にある“我慢”を真正面から見せつけてきた。
山岸鮎美(夏帆さん)の不器用な優しさと、ミナト(青木柚さん)の曖昧さの間に、
現代の恋の難しさが詰まってた。
渚(サーヤさん)の言葉が、まるで視聴者へのメッセージみたいで沁みた。
恋を続けるって、自分を見つめ直すことなんだな。
次回、鮎美が少しでも“自分のため”に笑えますように。
(みかんてぃ)
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