『じゃあ、あんたが作ってみろよ』第2話、タイミング悪すぎな恋と再生のすれ違い(感想)(ネタバレがあります)

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第2話、まさに“恋と成長の交差点”だった。
鮎美(夏帆さん)と勝男(竹内涼真さん)の距離、物理的にも気持ち的にも近いのに遠い。
偶然すれ違った瞬間に気づかない勝男の鈍感さ、笑えないけどリアル。
そして、髪色を変えても“中身ごと変わろうとしてる”鮎美の姿が切なかった。
「料理」をきっかけに人生をやり直すドラマだけど、実は“恋の再生”の方が深い気がする。

久々の再会なのに…すれ違いが痛い

久しぶりに顔を合わせたのに、勝男(竹内涼真さん)は鮎美(夏帆さん)にまったく気づかない。
髪色を変えただけでわからないって、元恋人としてはなかなかの衝撃。
その瞬間の鮎美の“え?”って顔、静かに心を削られる感じがした。
一方で、彼女の表情に「もう終わりにしよう」っていう覚悟が滲んでた。
このシーン、何も大げさな言葉がないのに、2人の過去と今が全部見える。
“わかってもらえなかった恋”の現実って、こんなに小さな瞬間に詰まるんだなって思った。

美容師・渚(サーヤさん)との出会いで、鮎美が取り戻す“自分”

美容院で渚(サーヤさん)に「好きなものは何?」って聞かれた鮎美(夏帆さん)の固まる顔がすごく印象的。
“誰かのため”ばかり考えて生きてきた人が、自分の感情に向き合う最初の瞬間ってこうなんだろうな。
この質問が、鮎美にとって人生のリセットボタンみたいになってる。
渚の飾らない明るさと、鮎美の静かな戸惑いのコントラストがめちゃくちゃ良い。
ここからの彼女の変化は、恋愛というより「再生の始まり」って感じがした。

勝男(竹内涼真さん)の“気づき”と、ちょっと遅い成長

相変わらず鮎美を引きずりながらも、少しずつ周りの意見を聞くようになってる勝男(竹内涼真さん)。
後輩の南川(杏花さん)にマッチングアプリをすすめられて最初は拒否。
でもその後、興味を持ち始めるところに“変わりたい気持ち”が見えた。
「料理は女の仕事」って思ってた彼が、少しずつ柔らかくなってるのが分かる。
でも成長が遅いぶん、見てる側のもどかしさも倍増。
それでも、初回の彼より確実に“いい男”になってるのは確か。

新しい出会い・ミナト(青木柚さん)の存在が鮎美を揺らす

酒屋の店員・ミナト(青木柚さん)との出会いが、鮎美の心を優しく溶かしていく。
彼の自然体な感じ、鮎美が忘れてた“安心感”を思い出させてくれる存在。
恋愛というより“救い”に近い距離感で、見ててちょっとほっとする。
でも、そのやわらかさが逆に勝男との対比を際立たせる。
「誰かに大切にされること」を取り戻していく鮎美の姿に、共感しかなかった。

ラスト5分の衝撃、“最悪のタイミング”に視聴者ざわつく

鮎美が合鍵を返しに行って、勝男の変化を目にする。
少し寂しそうにしていた彼女が、ミナトに抱きしめられる瞬間。
そして、それを偶然見てしまう勝男――はい、最悪のタイミング。
SNSでも「タイミング悪すぎ!」「火10らしい急展開!」の声が飛び交ってた。
恋愛ドラマの王道なのに、妙にリアルで胸が痛い。
このすれ違いがどう再び交わるのか、第3話が待ちきれない。

まとめ

第2話は、鮎美(夏帆さん)の再生と勝男(竹内涼真さん)の成長が静かに交差する回だった。
すれ違いの切なさ、少しの希望、そしてタイミングの悪さ。
“恋愛の難しさ”と“人としての変化”を同時に描いていて、心に刺さる。
ミナト(青木柚さん)の登場で三角関係の温度も上がりそう。
タイトル通り、「作る」って料理だけじゃなくて、自分の生き方のことなんだなと思った。
(さくらん)