出演キャストのおさらい
この回の主な登場人物は、新人ホテルスタッフ・仁野司を演じる本島純政さんと、先輩教育係の仙崎渚を演じる川津明日香さんです。
彼らは、ホテルのプレオープンに向けて準備を進めながら、お互いに好意を抱いているものの、恋人というには届かない距離にいます。
この「なぜ距離が縮まらないのか」という理由も、物語の大きなテーマになっています。
第2話「ごめんね。さようなら」のあらすじ振り返り
仁野は業務に慣れず緊張しながらも、渚の支えを受けてホテルの準備を進めています。
渚もまた、新人教育係としてプロとして振る舞いながら、仁野への想いを自覚していて、それが行動にも表れ始めます。
そんな中で、プレオープン直前に“過去”や“隠された事情”が渚の側にあることが明かされて、二人の関係を一歩進ませない原因になる様子が描かれます。
ラストでは、渚がある決断をするかのような気配が漂い、「ごめんね。さようなら」というサブタイトルが、ただの別れではなく“距離を保つための決断”であることがほのめかされていました。
良かったポイント
仁野と渚という“新人⇔先輩”という立場間のぎこちなさと好意の交錯が丁寧に描かれていて、リアルな感情の動きが伝わりました。
仁野の「仕事で認められたい」「先輩に頼られたい」という気持ちが、純粋で応援したくなります。
渚が“プロとして振る舞う”一方で、“好きだからこそ踏み込めない”という心の揺れが描かれていたのも深みがありました。
そしてホテルという舞台設定が、新しいスタートであるとともに「変わらなければならない」というテーマを象徴していて、二人の物語とよく噛み合っていました。
気になった/惜しいと思ったところ
一方で、渚の“隠された事情”が示唆されるものの、その内容がこの回ではまだ曖昧で、「どうして距離を取っているのか」が少しぼやけて感じられました。
また、プレオープンという時間的な区切りもあってか、物語のテンポがやや準備段階に偏っており、感情が動く“きっかけ”がもう少し強ければさらに惹き込まれたかなと思いました。
恋愛ドラマとしての“告白”や“決定的瞬間”はこの回では控えめで、次回に期待を持たせる構成になっている反面、今回単独で満足感を得るには少し弱かった印象があります。
次回予想&期待すること
次回は、渚の“隠された事情”がもう少し具体的に明らかになり、仁野がその事情を知ることで二人の関係が大きく動くのではないかと思います。
また、プレオープン目前という緊張感も高まってくるはずなので、仕事と恋心のバランスが試される展開も期待したいです。
描き方としては、そろそろ“好きだ”と伝える/伝えられる瞬間が来るのではとも予想しています。ただ、どちらかが背を向けるかもしれないので、その選択の重さにも注目です。
(あいちゃん)

