第11話は心臓をぎゅっとつかまれるような回だった。
北くん(岩瀬洋志さん)が長年背負ってきたトラウマが明かされて、心星(池田朱那さん)と対峙する場面は涙が止まらなかった。
シェア生活の裏でずっと動いていた影の存在が判明して、彼が自分の足で一歩踏み出す瞬間が見られて、本当に胸が熱くなった。
誕生日に届いた手紙の真実
北くんの誕生日に届いた「来なければ3人が不幸になる」と書かれた手紙。
手紙の主は心星(池田朱那さん)、北くんの異母妹だった。
これまで怪文書をまき散らし、東子(志田未来さん)に近づいた“K”も彼女。
東子の妹だと思っていた正体がひっくり返って、ゾクッとした。
心星は「捨てられた」と思い込んで北くんを恨み、復讐しようとしていたのだ。
彼女の心の闇が描かれることで、ただの“妨害者”じゃなく、切なさを背負った少女だと分かった。
明星が語った北くんの過去
シェアハウスで誕生日を祝う準備をしていた南(本田翼さん)、東子(志田未来さん)、西野(増子敦貴さん)の前に現れたのは姉の明星(藤井美菜さん)。
彼女の口から語られた北くんの幼少期は、今の彼と真逆。
人懐っこくて、明るくて、自己主張も強い子どもだったという。
でも中学時代、心星との出会いと“駆け落ち未遂”がすべてを変えてしまった。
父親から「お前が不幸にした」と罵られた誕生日、その日から彼は自発的に行動できなくなった。
明星が「なーんてね」と冗談めかした後、実は事実だったと分かるくだりは震えた。
北くんと心星、13年越しの誕生日
公園で心星を待つ北くん。
彼女の姿に、あの頃と同じ笑顔を見せる。
恨みに染まる心星に対して、「あの時、何もできなくてごめん」とひざまずく北くん。
赤いペンダントを差し出し、「今日は心星と僕の誕生日。おめでとう」と告げた瞬間、涙が溢れた。
心星も青のペンダントを大事に持っていて、「誕生日おめでとう」と返す姿に、二人の13年分のわだかまりが一気に溶けていった。
孤独を抱えていた心星の笑顔は、やっと救われた子どもの顔に見えた。
初めての“自分の選択”
シェアハウスに戻った北くんを迎えたのは、4色のキーホルダー。
東子が「好きな色を選んで」と差し出したとき、北くんはじっと見つめて「これにする」と緑を選んだ。
13年ぶりの自分の意思。
ただの小さな選択なのに、そこに込められた勇気が大きすぎて、見ているこちらまで胸が熱くなった。
緑のキーホルダーを握る手の強さが、彼の新しい一歩を示していた。
そして北くんは去ってしまった
翌日、北くんは誰にも告げずシェアハウスを去った。
心星との再会で前に進めるようになったのに、どうして――。
南は離島の看護士募集の話を聞き、東子は両親の介護問題を抱えている。
西野も自分の未来に向き合おうとしている。
それぞれの選択が迫られる今、北くんの不在は何を意味するのか。
ラストの余韻が重すぎて、次回への不安と期待で頭がいっぱいになった。
まとめ
第11話は、北くん(岩瀬洋志さん)の過去と心星(池田朱那さん)の孤独が交差し、涙なしには見られなかった。
13年越しに誕生日を祝い合うシーンは、苦しさの中に救いが灯る瞬間だった。
そして緑のキーホルダーを選んだ勇気、その直後の別れ。
切なさと希望が入り混じる、シリーズ屈指の名エピソードだったと思う。
(ゆめのん)
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