第6話、やばい。
勝男(竹内涼真さん)が作った小籠包を鮎美(夏帆さん)が食べるだけのシーンなのに、空気の密度が急に変わった。
セリフも少ないのに、息が詰まるくらい静かで、ちょっと泣きそうになる温度。
この2人の関係、終わったはずなのに、まだどこかで繋がってる感じがして苦しい。
あの一口が、全部の記憶を呼び戻すみたいだった。
小籠包の湯気、2人の距離の縮まり方が反則
勝男(竹内涼真さん)が作った小籠包を、鮎美(夏帆さん)が箸でつまんで、そっと口に運ぶ。
その瞬間の静けさが、音楽より雄弁。
何も言わなくても「おいしい」って伝わるし、勝男の顔も少しだけ緩む。
SNSで「より戻しちゃえよ!」って声が多かったの、完全にわかる。
食べるという行為が、2人の“過去”と“今”をつなぐ架け橋みたいになってて、心臓がちょっと痛かった。
味じゃなくて、想いを噛みしめるシーンってこういうのだと思う。
勝男(竹内涼真さん)の不器用な成長にグッとくる
前は「料理は女の仕事」なんて言ってたのに、今の勝男はちゃんと変わってた。
鶏がらスープを自分で作って、味のことを考えて、小籠包まで手作りしてる。
あの手の動き、もう“教わる側”じゃなくて“届けたい人”の手になってた。
父親(菅原大吉さん)にまだ別れを言えてない罪悪感もあるのに、ちゃんと自分で前に進もうとしてるのが伝わる。
その不器用さが、逆にリアルで、応援したくなる。
「もったいない」ってつぶやいた小籠包の残り物に、彼の心が全部詰まってた。
鮎美(夏帆さん)の「食べる」姿が、言葉より深い
ミナト(青木柚さん)に「結婚願望がない」と言われて一人暮らしを始めた鮎美。
気づけば、2人分の食事を作ってしまう。
その癖が抜けないの、切なくてリアル。
だからこそ、勝男(竹内涼真さん)に再会して、小籠包を食べる姿にすべてが滲む。
“おいしい”って一言を言わなくても、視線が柔らかくて、心のどこかで許してる感じ。
小籠包の湯気越しに、2人の時間が一瞬だけ戻ったのがわかった。
あの沈黙、恋の残り香みたいだった。
パーティーでの空回りが、伏線だった気がする
椿(中条あやみさん)に誘われて参加したホームパーティー。
勝男が「まずは塩で、次は酢で」ってドヤ顔で言うところ、やっちゃった感すごかった。
でも、あの空回りがあったからこそ、鮎美と出会った図書館のシーンが際立った。
他人に理解されない料理が、唯一鮎美にはちゃんと届く。
「味の説明」じゃなくて「想い」でつながる関係が、いちばん美しい。
笑えない失敗が、静かな奇跡を生む展開だった。
SNSも涙と笑いの大合唱
放送後、X(旧Twitter)では「わーいい距離感」「エビカツ報われそう」「泣ける」「2人お似合いすぎ!」の声が止まらなかった。
“エビカツ”って略されてるのがもう愛しい。
2人が並んで小籠包を食べてるだけで、恋の余熱がちゃんと見える。
その優しさに救われた人、多かったと思う。
「今なら元に戻っていいよ」ってコメント、まるで全国民の心の声だった。
まとめ
第6話は、静かで温かくて、でもちゃんと刺さる回だった。
勝男(竹内涼真さん)の成長が、“料理”という形で描かれてて、鮎美(夏帆さん)の変化も繊細だった。
恋愛って、結局は誰かと“食卓を囲む”ことの延長線にあるんだなって思わせてくれる。
小籠包ひとつで、愛のかたちが変わるなんてズルい。
このドラマ、じんわり効いてくるタイプの名作かもしれない。
(あやぴょん)
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