空気はやさしいのに、胸の奥だけがじんわり痛くなる回だった。
第3話、可愛いとか泣けるとか、そういう一言じゃ追いつかない感情がずっと残る。
汐川未来(志田未来さん)が笑ってる場面ほど、その裏にある不安が透けて見えて、颯太(天野優くん)の小さな違和感が積み重なっていくのがつらい。
後半に近づくほど、感情が音もなく迫ってきて、気付いたら呼吸が浅くなってた。
未来と颯太の生活が“普通”に見え始める怖さ
汐川未来(志田未来さん)と颯太(天野優くん)の生活って、見た目だけならだいぶ落ち着いてきた感じがある。
保育園にもすぐなじんで、笑顔も増えて、未来もつられて表情が柔らぐ。
でも、その「なじんでる感じ」が逆に怖かった。
颯太が“未来から来た”ことを口にしないように気を張ってるのが伝わってきて、天野優くんの表情がやけに大人びて見える瞬間がある。
楽しそうなのに、どこか一人で踏ん張ってる空気がずっと漂ってた。
入園準備と“5年後の自分”への不安
入園準備品の量に圧倒される未来(志田未来さん)の反応が妙にリアル。
沙織に手伝ってもらいながら準備する中で、「5年後の自分は夢を諦めてたのかな…」ってこぼすところ、胸に残る。
未来は颯太のために動いてるのに、自分の人生がどうなったのかを知らないままなのが切ない。
ここで“まーくん捜し”に本気になる流れも自然で、未来がただの受け身じゃないのが伝わってきた。
志田未来さんの声のトーンが、迷いと覚悟の間を行き来してるのが印象的。
まーくん候補たちと微妙な温度差
候補として名前が上がるのが、松岡優太(小瀧望さん)、矢野真、そして元カレの吉沢将生(塩野瑛久さん)。
颯太が誰の顔も覚えていないって設定が、希望を与えないのが逆にリアル。
沙織の「ヤノシン派」発言に対して、「『ま』つかないもん」って返す未来、軽いノリなのにちゃんと線を引いてて好きだった。
将生(塩野瑛久さん)だけは即否定する未来の強さも、過去の傷が深いって分かるから納得しかない。
候補がいるのに、どこにも安心がない感じが続く。
カメ太にだけ向けられた本音
保育園でカメ太を見つめる颯太(天野優くん)の背中が、やたら小さく見えた。
未来で知ってる存在がほとんどいない中で、話しかけられる相手がカメ太だけって事実が重い。
「未来のこと、誰にも話しちゃいけない」って約束を守るために、ちゃんと考えて行動してるのが分かって、胸が締めつけられる。
天野優くんの演技、泣かせにきてる感じじゃなくて、我慢の限界が自然にあふれたみたいで苦しかった。
帰り道の号泣が全部持っていった
帰り道で立ち止まって、「車…飛んでない…」って言葉が出た瞬間、空気が変わった。
未来と今の世界が違うことを、一気に突きつけられた颯太(天野優くん)の混乱がそのまま伝わってくる。
「ママも違う。ママに会いたい〜」って泣く声、心に直撃する。
未来(志田未来さん)が自分を責めて謝る場面も苦しくて、でもそのあとに「大好き」って伝えるところで、少しだけ救われた。
肩車のシーン、優しいのに切なさが勝ってしまうのがこのドラマらしい。
まとめ
第3話は、派手な展開がない分、感情が静かに積み重なっていく回だった。
汐川未来(志田未来さん)の不安と、颯太(天野優くん)の孤独が同時に浮き彫りになる流れがしんどい。
まーくん候補として登場する優太(小瀧望さん)や将生(塩野瑛久さん)も含めて、誰かと一緒に生きることの難しさがじわっと残る。
泣くシーンが印象的だけど、それ以上に「一人で抱えてた時間」が胸に残る回だった。
(あやぴょん)

