第3話、切ない話が続く中で、急に空気がズレる瞬間があって、そこが逆に忘れられない回だった。
汐川未来(志田未来さん)を心配する気持ちが暴走して、勝手に物語を組み立てていく将生の動きが面白すぎる。
真剣なのにズレてる、その温度差が妙にクセになる。
重たいテーマの中に、こういう一瞬の軽さが入るのがこのドラマの強みだと思った。
主演抜てきから始まる将生のモヤり
劇団アルバトロスの座長・吉沢将生(塩野瑛久さん)は、未来(志田未来さん)の実力をちゃんと評価してる人。
だからこそ、遅刻や早退が続く未来の変化にすぐ気付く。
主演に抜てきした大事な役者が集中できてない状況、放っておけないのも分かる。
心配と不安が入り混じって、こっそり後をつける選択をするあたり、将生の不器用さが出てる。
塩野瑛久さんの表情が、疑いと気遣いの間を行き来してて絶妙。
完全に怪しい尾行スタイル
帽子にサングラス姿で現れる将生(塩野瑛久さん)、どう見ても一番怪しい。
未来と松岡優太(小瀧望さん)が話していた場所へ向かうだけで、もう挙動が不審。
タイミング良く優太が現れて、即尾行開始する流れも勢いありすぎる。
本人は真剣なのに、見た目と行動が全部ズレてるのが笑ってしまう。
このへんの演出、シリアスになりすぎない絶妙なバランスだった。
公園で一気に評価が変わる
尾行の末に見たのは、保育園の子どもたちと楽しそうに過ごす優太(小瀧望さん)の姿。
ここで「いいやつそうじゃねぇか」と一気に安心する将生、切り替えが早い。
子どもたちに囲まれて自然に笑ってる優太を見て、警戒心がほどけるのも分かる。
将生の中で、優太=怪しい存在から、優太=安心枠に変わる瞬間がはっきりしてた。
この一連の流れ、将生の単純さが愛おしく見えてくる。
“未来の子供”で脳内が急展開
ところが、「未来の子供を預かっている」と知った瞬間、将生(塩野瑛久さん)の顔色が一変。
ここからの思考回路が一気に飛躍するのが将生らしい。
未来と颯太(天野優くん)の元へ向かい、「俺の子なんだな?」と断定する流れ、早とちりが過ぎる。
言ってることは重いのに、そこに至るまでの過程が全部勘違いなのが逆に面白い。
真剣に間違えてる感じが、塩野瑛久さんの演技で完成されてた。
将生のズレが場を和ませる
未来(志田未来さん)にとっては大事な秘密なのに、将生の受け取り方が完全に別方向。
緊張感が高まる場面のはずなのに、どこか笑えてしまう空気になる。
将生の中では、過去の記憶や感情が一気に結びついてしまったんだろうなって思える。
だからこそ、この勘違いがただのギャグで終わらない余韻も残る。
次にどう修正されるのか、気にならせる引きだった。
まとめ
第3話は、颯太の存在が軸にありつつ、将生(塩野瑛久さん)の暴走気味な優しさが強く印象に残った。
未来(志田未来さん)を思う気持ちがあるからこそ、ズレた行動に出てしまうのが人間っぽい。
優太(小瀧望さん)の安心感との対比で、将生の不器用さがより際立ってた。
重さと軽さが同居する、このドラマらしい一幕だった。
(みかんてぃ)

