第6話は、見終わったあとにしばらく動けなくなるくらい感情を持っていかれた回だった。物語的には少し落ち着いたように見えるのに、心の中ではずっとざわざわしていて、静かにしんどさが積み重なっていく感じがした。
助かったはずなのに安心できない空気が続いていて、「まだ何も終わってないんだな」って自然に思わされる展開だった。
武尊(勝地涼さん)の疲れ切った表情が忘れられない
鷲尾武尊(勝地涼さん)の表情が今回とにかく印象的だった。娘を取り戻せたはずなのに、全然安心していない感じがずっと伝わってくる。
犯人の証拠を集めながらも、どこか焦っていて、不安を抱えたまま動いているのが分かる。その姿を見ているだけで胸が苦しくなった。
「父親として強くいなきゃいけないけど、もう限界に近い」そんな雰囲気がにじみ出ていて、かなり心に刺さった。
絵里香(磯山さやかさん)の言葉が重すぎる
今回いちばんしんどかったのが、有馬絵里香(磯山さやかさん)の存在。
詩音にかける言葉も、武尊たちに向ける言葉も、全部が重たくて苦しい。「お宅はいいですよね」という一言は、画面越しでも空気が凍ったのが分かった。
責めているわけじゃないのに、心の叫びみたいになってしまっているのが本当にリアルだった。失ったかもしれない不安と絶望が、そのまま言葉になっている感じで見ていて辛かった。
詩音(泉谷星奈ちゃん)の存在が切なすぎる
詩音(泉谷星奈ちゃん)の姿を見るたびに、胸がぎゅっとなった。
無事に戻ってきたのに、完全には元に戻れていない感じがして、笑顔の裏にある怖さや不安が伝わってくる。
大人たちの会話を聞いてしまう場面もあって、「この子は何を感じているんだろう」って考えるだけで苦しくなった。小さい体で抱えているものが重すぎる。
骨の正体が分からない不安が続く怖さ
骨の件がはっきりしないまま進んでいく展開も、ずっと不気味だった。
DNA鑑定ができない状態という設定がリアルで、「もし本当に…」って考えてしまうのが怖すぎる。確定しないからこそ、希望も絶望も消えないまま残っている感じがしてしんどかった。
安心できる材料が何一つない状況で生きている登場人物たちを見ていると、こっちまで息が詰まりそうになる。
後半の急展開が一気に空気を変える
後半に入ってからの展開は、一気に空気が変わった感じがした。
武尊がある人物を疑い始める流れは、「え、そこ?」って思いながらも妙に納得できてしまう不気味さがあった。今までの出来事が頭の中でつながっていく感覚があって、ゾッとした人も多いと思う。
まさかの方向に物語が動き出す瞬間は、完全に見入ってしまった。
希望と絶望が入り混じる第6話
第6話は、助かったはずなのに救われない回だったと思う。
喜びの裏に不安があって、安心の裏に疑いがあって、どこを切り取っても重たい。だからこそリアルで、心に残る。
あの場面の衝撃や、まさかと思う視線の意味は、見た人にだけ分かるポイントだと思う。
静かだけど確実に物語が大きく動いた回で、忘れられない一話になった。

