第7話、なんとなく肩の力抜いて見てたのに、ジェシー才賀(シルビア・グラブさん)が急に“あのフレーズ”をぶっ放した瞬間、思考が一瞬フリーズした。
久部(菅田将暉さん)の熱量と客入りのギャップに心がモヤモヤしてたところに、昭和の香りが突然差し込まれて、空気がひっくり返る感じ。
CMネタに対する大門(野添義弘さん)の絶妙なリアクションまで含めて、妙にクセになる回だった。
久部(菅田将暉さん)と是尾礼三郎(浅野和之さん)の稽古の日々
初日から一週間たっても客入りが伸びず、売上が目標の半分以下という厳しい現実の中でも、久部(菅田将暉さん)は相変わらず前のめり。
「次は『冬物語』やります!」って勢いだけで壁を殴り続けてるみたいで、見てる側は「大丈夫……?」って心配と応援が同時に湧いてくる。
是尾礼三郎(浅野和之さん)を迎えて稽古してる姿は、熱さと必死さのバランスが妙にリアルで、劇場の空気が汗ばんでるのまで伝わりそうだった。
客が来ない現実に胃が痛くなるのに、久部の前だけ風向きが変わるの、ちょっと愛しい。
大門(野添義弘さん)夫婦の“逃げる?残る?”の攻防
フレ(長野里美さん)が「逃げるが勝ち!」とキレッキレに田舎帰りを提案するシーン、妙に生活感あって好きだった。
売上金を持ってさっさと撤退したい気持ちも分かるし、ポンコツで終わりたくないって大門(野添義弘さん)の意地も分かる。
そこに久部(菅田将暉さん)の「是尾礼三郎の復活は演劇界のニュース!」という熱弁が刺さるように飛んでくるの、ほんと絶妙な温度差。
大門が静かに覚悟を決めて「もう一度あんたに賭ける」と言った一瞬、胸の奥で何かがポッと火をつけられた気がした。
ジェシー才賀(シルビア・グラブさん)の“あの一言”が時代ごと巻き戻した
翌朝、劇場にやってきたジェシー才賀(シルビア・グラブさん)。
売上の封筒を渡す大門(野添義弘さん)がふと「オーナー、口にくわえてるの何ですか?」って聞いた途端、空気が妙にスローになった。
そして才賀が、小指立てて堂々と一言。
「私はこれで会社を辞めました」
この瞬間、昭和の扉がバタンッと開いたみたいな衝撃。
大門が笑い顔で「禁煙パイポですね!初めて見ました!」と返す流れまで含めてテンポが完璧だった。
その後に入ったテロップの
「禁煙パイポ……1984年発売。1985年に流行語に」
まで丁寧に説明するの、スタッフのセンスが良すぎて笑った。
SNSの反応、“懐かしさの大合唱”で大盛り上がり
放送直後、SNSは完全に昭和タイムへ突入。
「禁煙パイポって何w」「若い世代知らんでしょ」「懐かしすぎて声出た」「説明テロップ優しいw」みたいなコメントが続々。
特に、才賀(シルビア・グラブさん)の決め顔と小指の角度が絶妙すぎて、「こんなの笑うしかない」という声がめちゃ多かった。
作品のテンションの中に突然差し込まれる昭和CMネタが、妙にハマっててクセになる回だったと思う。
まとめ
第7話は、演劇の厳しさと、登場人物の必死さの間に昭和の笑いがすっと入り込んでくる、不思議な心地よさがあった。
久部(菅田将暉さん)と大門(野添義弘さん)の真剣さの裏側で、ジェシー才賀(シルビア・グラブさん)があのフレーズをぶっ放すギャップが最高で、気付けば笑いながら見ていた。
昭和ネタにピンとこない世代でも雰囲気で楽しめるし、知ってる世代には刺さりまくる絶妙な回。
劇の行方より、あの禁煙パイポの破壊力をしばらく引きずりそう。
(みかんてぃ)

