第4話は、舞台の幕が上がる前の“静けさ”がこんなに愛しいんだって思った。
久部三成(菅田将暉さん)の焦りと、樹里(浜辺美波さん)の真っすぐすぎる心が、まるで正反対なのに不思議と響き合ってる。
舞台の裏と神社の境内、ぜんぜん違う場所なのに、どっちも「生き方」を演じてるみたいだった。
そして何より、樹里の私服姿。
あの一瞬で物語の空気が変わる。
初日前夜のWS劇場、久部(菅田将暉さん)の不安と本音
舞台「夏の夜の夢」の初日を目前に、WS劇場はざわざわ。
リカ(二階堂ふみさん)や蓬莱(神木隆之介さん)も準備に追われてる中、久部(三成/菅田将暉さん)は「もちろん成功する」と言い切るけど、その笑顔が少し空回りして見える。
蓬莱に「絶対失敗する!」って打ち明ける場面では、完璧主義の裏にある人間臭さが一気に溢れた。
神木さん演じる蓬莱の「ベストを尽くしましょう」が、ただの励ましじゃなくて“共犯の合図”に聞こえたのがよかった。
三谷幸喜さんの脚本らしい、笑いの奥にちょっとした痛みがある空気感がたまらない。
八分神社での葛藤、樹里(浜辺美波さん)の「出て行きたい」
神社本庁の清原(坂東新悟さん)が来たとき、樹里(浜辺美波さん)の我慢がもう限界に達してるのが伝わってくる。
「一日も早く出て行きたいんです」って言葉がまっすぐすぎて、胸が詰まる。
神主の論平(坂東彌十郎さん)が「楽しみにしているんです」とはしゃぐ一方で、樹里の「シェイクスピアへの冒涜です!」の叫びが鋭く響いた。
真面目すぎる彼女の正義感が、少し空回りしてて、それが逆にリアル。
彼女の信じる“美学”が、舞台という“虚構”にどう交わるのか、今後が気になりすぎる。
樹里(浜辺美波さん)の私服登場、カチューシャ×ブラウスの破壊力
SNSが騒然とした理由、もう完全に納得。
WS劇場の前に立つ樹里(浜辺美波さん)の私服姿、言葉にならないほど可愛かった。
カチューシャ、白いブラウス、ベストというレトロな“昭和ルック”。
昭和っぽいのに古くない、浜辺さんの透明感が全部を新しくしてる。
フレ(長野里美さん)とのやり取りも絶妙で、「面白いんじゃない?」のセリフがなんか未来の予告みたいに聞こえた。
チラシを持って去る後ろ姿が、舞台に誘われていく少女そのもの。
静かなワンシーンなのに、物語がぐっと進んだ感じがした。
三谷幸喜さん脚本の妙、会話が“芝居”になっていく瞬間
このドラマ、誰かが誰かを演じているようで、誰も演じきれてないところが面白い。
久部(三成/菅田将暉さん)の虚勢も、樹里(浜辺美波さん)の理想も、全部どこか不器用。
会話のテンポがシェイクスピア的で、でも現代っぽくて、心地よい違和感がある。
三谷幸喜さんの脚本が、現実と舞台の境界線をゆるやかに溶かしてる。
そして“もしもこの世が舞台なら”というテーマが、今回の樹里の登場でさらに深まった気がする。
SNSの反応、浜辺美波さんの私服姿に「可愛い」連発
放送後のSNSでは、「カチューシャの樹里ちゃん可愛い!」「昭和ファッション似合いすぎ!」「浜辺美波、私服で無双」とコメントが殺到。
中には「舞台より樹里の方が主役だよね」と言う声も。
確かに、彼女の存在感が一気にドラマ全体を明るくしてた。
衣装だけじゃなく、表情の一つひとつに“芯のある女の子”が映ってて、ただの巫女じゃない深みが見えた。
美しさと強さ、その両方を感じた回だった。
まとめ
第4話は、“舞台の裏”で生きる人たちの葛藤と、樹里(浜辺美波さん)のまぶしい存在感が交差する回だった。
久部(三成/菅田将暉さん)の不安、蓬莱(神木隆之介さん)の優しさ、リカ(二階堂ふみさん)の鋭さ、そして樹里の純粋さ。
全部が混ざり合って、“本番前の心”を描いていた。
カチューシャの樹里がポスターを見つめるだけで、こんなに胸が高鳴るとは。
このドラマ、どの瞬間も演劇みたいで、次回が怖いほど楽しみ。
(みかんてぃ)
「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」の関連グッズを楽天ブックスで探す
「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」の関連グッズをAmazonで探す

