静かな夜に見るには、あまりにも重くて、美しかった。
第1話から怒涛の展開。
55歳の母・篠原玲子(水野美紀さん)が、娘の死をきっかけに全身整形で“25歳の別人”篠原レイコ(齊藤京子ちゃん)になるっていう設定、フィクションを超えてくる衝撃。
ただの復讐劇じゃなく、母の「愛が歪んで再生する物語」って感じ。
画面の色も冷たいのに、心の温度だけが高すぎて、観ていて呼吸が浅くなった。
優奈(大友花恋ちゃん)の“飛び降り”シーンが静かすぎて怖かった
玲子(水野美紀さん)の目の前で、娘の優奈(大友花恋ちゃん)と孫の圭太がマンションから落ちるシーン。
何の前触れもなくて、音がない分だけ、現実感が重い。
“心中”って言葉で片付けられるほど簡単な出来事じゃない。
あの時の玲子の叫び、言葉にならないほど痛かった。
圭太が生きてるって知っても、希望より絶望が勝ってる顔がリアルで、涙が止まらなかった。
ただの悲劇じゃなくて、“生き残った人の地獄”を描く演出がうますぎた。
廃ビルの屋上、成瀬(白岩瑠姫くん)の登場で空気が一変
死のうとする玲子の前に現れた成瀬(白岩瑠姫くん)。
真っ白なシャツに冷たい視線、それだけで現実離れしてた。
「死ぬくらいなら、生まれ変わったらどうだ」ってセリフ、響き方が怖い。
あの瞬間から物語がサスペンスじゃなく、神話みたいな空気に変わった。
成瀬が医者なのか、それとも何かもっと別の存在なのか。
スマホの画面に映ってた女性が、後のレイコ(齊藤京子ちゃん)と似てたのも不気味。
偶然なんかじゃない気がして、ゾワッとした。
“25歳のレイコ”誕生シーンの狂気が静かで美しい
玲子が全身整形を決意して、鏡の前に座るシーン。
手術台のライト、無機質なBGM、そして目を閉じる表情。
「娘を殺した奴らを許さない」っていう祈りみたいな怒りが伝わってきた。
次に目を開けたとき、そこにいたのは齊藤京子ちゃん演じるレイコ。
完全に“違う人”なのに、表情の奥に確かに母の影が残ってて鳥肌。
京子ちゃんの目の演技、泣いてるのか笑ってるのかわからない境界がすごかった。
“若さ”を得たはずなのに、魂が年老いてる感じ。
水野美紀さんと齊藤京子ちゃん、2人で1人の人間を演じてるような共鳴
このドラマのすごいところは、玲子(水野美紀さん)とレイコ(齊藤京子ちゃん)が別人でありながら、ちゃんと同じ“人”に見えるところ。
仕草や視線の動き、少しの間の取り方が繋がってる。
脚本のトーンと2人の演技が完全に噛み合ってて、見てる側が“過去と現在の境界”を見失う。
水野さんの「母としての静かな狂気」と、齊藤ちゃんの「若い体に宿った怒りの熱」が対になってて、エモすぎる。
ただのリベンジじゃなく、“母が自分を捨てて娘に代わる”という、怖いくらいの愛の物語。
ママ友グループのリアルな残酷さ
優奈(大友花恋ちゃん)をいじめていたママ友たち、画面に出てくるだけで空気が濁る。
新堂沙織(新川優愛ちゃん)の“完璧な笑顔”が逆に怖くて、何を考えてるかわからない。
動画に映る優奈の屈辱的なシーン、想像しただけで胸が締め付けられた。
現実にこういうママ友地獄ってあるよねってSNSでも共感の嵐。
誰もが「もし自分の子が同じ目にあったら…」って考えずにいられない。
このドラマの痛みは、他人事にさせてくれない。
まとめ
第1話から想像を超える重さと完成度だった。
水野美紀さんの迫力と、齊藤京子ちゃんの覚悟の演技が混ざり合って、“人間の復讐”を超えた物語になってる。
白岩瑠姫くんの存在が物語の“異物”として絶妙に効いていて、今後の展開が読めない。
母の愛は時に救いであり、同時に狂気。
このドラマ、それを真正面から描いてる。
次回、レイコが誰にどう近づくのか、怖いのに、見届けずにはいられない。
(りりたん)
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