最終回、展開が落ち着いたと思ったら、最後に一気に気持ちを持っていかれた。
旬(八木勇征さん)が選んだ告白の場所が、まさかのファンの前。
愛衣(鈴木愛理さん)の立場も、旬の覚悟も、全部が試される空気で見てる側も緊張。
甘さだけじゃなくて、覚悟が前面に出たラストだったのが印象に残る。
設定は違っても「推しが上司」の核はブレない
原作や前作と設定は違うけど、「推しが上司になる」ってテーマはちゃんと生きてる。
今回はアパレル商社を舞台に、社長秘書と社長という関係性がメイン。
南愛衣(鈴木愛理さん)はオタク気質を隠さず生きてるのが好感度高い。
その“推し”が、突然上司になるっていう非現実が、最後までちゃんと機能してた。
ゴシップと距離が生んだ苦い時間
旬とのゴシップ記事が出回って、愛衣が秘書を外れる展開はかなりしんどい。
うそだと分かっても、広がった噂は簡単に消えない。
「ただのオタクに戻る」って言葉に、愛衣の自制と諦めが混ざってて切なかった。
鈴木愛理さんの静かな演技が、感情を押し付けすぎなくて逆に刺さる。
二階堂の暴走と、愛衣のまっすぐな拒絶
二階堂(濱津隆之さん)の突然のプロポーズは、驚きよりも不穏さが勝つ。
愛衣が「社長が好きです」とはっきり言い切る場面、迷いがなくて強かった。
逆上して襲いかかる流れはヒヤッとしたけど、旬たちが間に合って本当に安心した。
この一件で、愛衣が“守られる存在”じゃなく、意思を持つ人物として描かれたのが良かった。
辞職という選択と、新しい一歩
会社の前で「TAKASHIROを辞めます」と告げる愛衣の姿は静かだけど覚悟がある。
旬のそばにいるためじゃなく、自分の道を選ぶ感じが伝わってくる。
この距離感があったからこそ、ラストの告白が成立したんだと思う。
恋だけに寄らない構成が、最終回としてきれいだった。
ファンの前での告白が投げかけたもの
写真集イベントで、俳優業を続けると宣言した旬。
その流れで「好きな人がいます」と言い切る勇気がすごい。
南愛衣(鈴木愛理さん)の名前をはっきり出した瞬間、空気が一変した。
ファンが拍手で応える展開は現実的かどうかは別として、作品としては一貫してた。
旬(八木勇征さん)が“逃げない選択”をしたラストだった。
まとめ
最終回は、夢物語で終わらせない告白が印象に残った。
愛衣(鈴木愛理さん)は推しの恋人になる前に、自分の人生を選んでいた。
旬(八木勇征さん)は、俳優としても一人の人としても誠実だった。
ファンとの関係性まで含めて描いたことで、この物語らしい締め方になっていた。
賛否はあっても、覚悟を見せたラストだったと思う。
(あやぴょん)

