『推しが上司になりまして フルスロットル』第11話、現実忘れる甘さで情緒が追いつかない(感想)(ネタバレがあります)

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第11話、開始から終わりまで感情が忙しすぎた。
南愛衣(鈴木愛理さん)が感じる幸福と不安、その振れ幅に気持ちを持っていかれる。
氷室/高代旬(八木勇征さん)が見せる誠実さと不器用さが、想像以上に刺さる回だった。
ロマンティックって言葉だけじゃ足りない空気が、ずっと画面に漂ってた。

幸せの直後に落とされる展開がつらい

旬との初デートを終えた愛衣は、完全に幸せモード。
その直後にSNSで流れる、旬と白石波留(ミチさん)の熱愛疑惑。
タイミングが残酷すぎて、見てる側まで胸がざわつく。
社内の空気も一気にピリついて、愛衣が平静を装う姿がしんどい。
推しを信じたい気持ちと、不安がぶつかる感じがリアルだった。

「信用してます」が重く響く理由

兄の颯に「好きな人がいる」と打ち明ける旬。
そのあと愛衣に「波留とはなにもない」と話す旬を、愛衣は信じる。
「社長を信用してますから」って言葉、軽く聞こえない。
それまで積み上げてきた関係があるからこそ、言える一言。
だからこそ、その後のツーショット写真が余計につらい。

すれ違いと雨と銭湯の距離感

写真を見て傷ついた愛衣は、会社を休み連絡も取らない。
レストランでの偶然の再会と、波留の登場が追い打ちになる。
そこからの、旬が愛衣を探しに行く流れが必死で切ない。
車の跳ね水でびしょ濡れになる展開も含めて、距離が一気に縮まる。
銭湯での謝罪シーン、旬(八木勇征さん)の誠実さがちゃんと伝わる。

おうちキャンプ×プラネタリウムの破壊力

愛衣が旬の自宅に入った瞬間の驚き、こっちも同じ顔してた。
壁いっぱいに投影される星。
テント、ランタン、完全に仕上がってるおうちキャンプ空間。
この準備をしてた旬を想像すると、それだけで無理。
愛衣(鈴木愛理さん)が戸惑いながらも心をほどいていくのが可愛すぎる。

ロマンティックな一夜が生んだSNSの熱

二人が過ごす夜は、派手なことをしてないのに甘さが濃い。
距離感、視線、空気、全部が緊張感ありすぎる。
「夢の夢」「見てるだけで幸せ」って声が出るのも分かる。
現実感がないのに、感情だけはめちゃくちゃリアル。
フルスロットルって副題、ここで回収してきた感じ。

まとめ

第11話は、不安と信頼とご褒美が全部詰まった回だった。
南愛衣(鈴木愛理さん)の揺れる気持ちも、旬(八木勇征さん)の不器用な優しさも印象的。
ロマンティックな演出に振り切りつつ、関係性はちゃんと進んでる。
見終わったあと、しばらく現実に戻れないタイプの余韻。
これはSNSが荒れるのも納得の一話だった。
(あやぴょん)