『推しの殺人』、第8話の“テルマ弟カイ問題”重すぎて呼吸浅くなった(感想)(ネタバレがあります)

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第8話、ベビスタの3人が抱えてる罪の重さも、アイドルとしての執念も、全部まとめて圧になってのしかかってきた。
特にテルマ(横田真悠さん)と弟カイ(本島純政さん)の関係、胸の奥をグッとつかまれる感じで息が止まりそう。
ルイ(田辺桃子さん)もイズミ(林芽亜里さん)も、それぞれの痛みを抱えながら“3人を守る”っていう同じ気持ちで動いてるのが伝わってきて、観ていてしんどいのに目が離せなかった。

脅迫状の内容が、生々しすぎて背筋がひやっとした

「三人 トロフィー 合成麻薬」という文字が届く。
羽浦(田村健太郎さん)を殺してしまったあの現場を、まるで写し取ったようなワード。
ルイ(田辺桃子さん)が「聞き出したのかもしれない」と冷静に言うけど、その声の奥には震えが混ざってる気がした。
ミチル(なえなのさん)が殺された理由がここにつながってるかもしれないって思うと、こっちまで手が冷たくなる。
脅迫者がどれほど近い位置にいるのか全然わからないの、本当に怖い。

テルマ(横田真悠さん)の“なんだってやる”宣言が痛いほど重い

脅迫状を前に、テルマが「私、なんだってやるよ。みんなを守るためやったら」と言うシーン。
アイドルに人生全部を込めてる人の覚悟がそのまま表情に出てて、強いのに泣きそうな顔してた。
でもその直後に、まさかの弟カイが登場。
家庭環境めちゃくちゃだった2人の関係、ずっとテルマの中に“負い目”として刺さっていたんだと思うと胸が痛む。
カイが小遣いをせびってきても、突き放さずに渡してしまうテルマの弱さと優しさが混ざった感じがリアルすぎる。

カイが“脅迫者側”を刺激してしまった最悪のタイミング

カイが3人のマンションに届いた脅迫状を覗き見し、さらには山中での3人の動画まで撮っていた。
その動画がテルマのスマホに届いた時の緊張感、こっちまで喉が詰まりそうだった。
ルイ(田辺桃子さん)が「うかつだった、ごめん」と言う声が震えてて、彼女の責任感の強さが刺さる。
“罠だったかもしれない”って言われた瞬間、現場の空気全部が冷たい音をたてて凍った気がした。

カイともみ合い、テルマが“刺そうとした”瞬間の心臓の跳ね方すごかった

カイはやけになって動画を公開しようとする。
それを止めようとしてもみ合うルイが羽交い絞めにされ、テルマがそばにあった木材を握る。
あの一瞬、テルマの“守るためには手を汚しても”という覚悟が全部にじみ出てて、息が止まった。
でもその腕を掴んで止めたのはイズミ(林芽亜里さん)。
「もう誰かを殺すなんていややって」
あの声、悲鳴じゃなくて祈りみたいで震えた。
3人が同じ痛みを共有してるのが伝わって、泣きそうになった。

テルマとカイの関係が、やっと“向き合う形”になった

山での動画の件を隠すため、ルイがテルマを支える形で、“逃げずに話してきたら”と促す。
テルマが「憎まれてもいい、家族を捨てても、アイドルになりたかった」とカイに言うシーン。
正直すぎて残酷な言葉なのに、それがようやく2人の関係をほどく鍵になっていたのが切ない。
強くなったテルマを見て、胸がじわっと熱くなる。

まだ終わらない恐怖“イズミの赤ちゃん誘拐”という衝撃

カイ問題が落ち着いたと思った途端、イズミ(林芽亜里さん)の赤ちゃんが何者かに連れ去られる。
この瞬間、心ががっと掴まれるような恐怖が走って、呼吸が止まった。
脅迫者は誰なのか、河都(城田優さん)が関係しているのか、麗子(加藤ローサさん)の動機は本物なのか。
未解決連続殺人事件も同時進行で、全方向から危険が迫っている。
第2章が原作にないシナリオって聞いてたけど、この予測不能感は本当にエグい。

まとめ

第8話は、脅迫・家族問題・罪・アイドルへの執念、全部が重なって感情が揺れっぱなしの回だった。
ルイ(田辺桃子さん)、テルマ(横田真悠さん)、イズミ(林芽亜里さん)3人の絆が“罪”で深まっていくのが皮肉すぎて苦しいのに、その絆が救いでもあるという複雑さ。
カイとの決着は痛みがあったけど、テルマの強さが少しだけ前に進んだ瞬間でもあった。
でもラストの誘拐で気持ちが再び奈落に落ちる。
怖いのに続きが見たくて仕方ない、本当に中毒性のある回だった。
(ゆめのん)