第10話、空気が一気に暗く落ちていく感じがして心臓がギュッとなった。
ルイ(田辺桃子さん)が真相に近づくたび、画面の温度が下がるのが目に見えるくらい怖い。
犯人を突き止めても安心できなくて、むしろ次の闇が口を開けて待ってる。
テルマ(横田真悠さん)の負傷、イズミ(林芽亜里さん)の震えた表情、3人の孤独と危機感が肌に刺さってくる回だった。
矢崎(増田貴久さん)の狂気が想像より濃くて、SNSが震えたのも納得すぎる。
ルイ(田辺桃子さん)ひとりで動く決断、頼れる仲間がいない重さ
テルマが誰かに押されて怪我したと聞いた瞬間、ルイの顔から希望がスッと消えた気がする。
イズミも怯えて、頼れるはずの仲間が不安でいっぱい。
恐怖が3人の距離を遠ざけていく感覚が苦しかった。
それなのにルイは前へ進む。
麗子(加藤ローサさん)の行方を追おうとして矢崎へ連絡するの、本当の意味で怖い決断だったと思う。
電話を切った後ひとりで笑う矢崎の背中、鳥肌というか…心が冷えたまま動かないレベル。
麗子の娘の絵と封筒の汚れ、そこから導き出す推理が鮮やか
ルイが拾った違和感をひとつずつ並べていくシーン、視線が吸い付くみたいに止まらなかった。
麗子の娘が使っていた封筒の汚れと脅迫状の封筒の汚れが一致。
その瞬間、画面に張り付く緊張が一段重くなる。
矢崎の事務所へ向かうルイの背筋が、ほどけないロープみたいに張りつめていて見てる方も息が浅くなる。
手段なんて選ばない覚悟、強さじゃなく追い詰められた人間の温度。
そこがリアルで痛い。
鍵の棚に隠されていた遺品、ひと目で終わりが分かる光景
血のついたアクセサリーやバッグが並んでる棚、瞬間的に頭が真っ白。
そのうちのひとつがベビスタ元メンバーの持ち物。
証拠というより“コレクション”みたいな並べ方で、ゾッとするより先に寒気が走った。
ルイが撮影してる時の手の震えがこっちまで伝わってきて、止めてあげたいのに止められないもどかしさ。
「何してるんですか」の声が落ちてくる演出が刺さった。
矢崎(増田貴久さん)の告白、優しい声のまま黒が滲む
麗子のハンカチを突きつけた瞬間、矢崎の仮面が静かに破れた感じ。
あっさり死体の場所へ案内して、「大切にしてる物を記念に取ってる」なんて笑顔で語る狂気。
怖いとかのレベルじゃなく、感情の温度が凍りつく。
脅迫状を送ったのも矢崎。
社長殺害も監視していて、時計を奪い、花まで置いていたと明かすシーン。
ルイを殺さず「反応を見たかった」って言葉が怖すぎて声が出なかった。
「背筋が凍る」で埋まったSNS、サイコパスの濃度が限界突破
「ゾクゾクした」「スーパーブラックサイコパス」「眠れないレベル」って声でTLが黒く染まったみたいな雰囲気。
ルイと矢崎の対峙が完全に光と闇で、でも闇のほうが静かで深くて恐怖の質が違う。
矢崎の笑い声が頭から離れなくて、目を閉じても影だけ残るみたいな余韻。
次が怖いのに気になって追わずにいられない。
まとめ
第10話は、真実が“救い”じゃなく“地獄の扉”だった回。
ルイ(田辺桃子さん)の強さと弱さ、孤独と知性が全部むき出しだった。
矢崎(増田貴久さん)の黒さは底なしで、人間じゃないみたいに静かで残酷。
真相に近付くほど逃げ場が消える感じがゾクゾクと背中を這う。
怖いのに目を離せない。
振り返れば息が白くなりそうな緊張感、次話が怖いのに待ってしまう。
(ゆめのん)

