第2話はふわっとしたラブコメの空気のまま進むのに、途中から胸の奥にずっと残る言葉が増えてきて、笑っていいのか切なくなっていいのか分からない感じが続いた。
柴田一葉(上白石萌歌さん)の不器用さと、椎堂司(生田斗真さん)のズレた真剣さが並ぶと、会話は軽いのに中身はずっしり。
そこに先輩の紺野が重なって、第2話は恋よりも生き方の話を見せられてる感覚になった。
紺野先輩の“モテるのに結婚できない”がリアルすぎる
今回いちばん心に残ったのは、先輩編集者の紺野(宮澤エマさん)に焦点が当たる流れ。
誘われることは多いのに恋人ができないって状況、軽く聞こえるのに実際はかなりしんどいやつ。
勝気で仕事もできて、弱さを見せるのが苦手って設定が、宮澤エマさんの表情と声で一気に現実味を帯びる。
一葉(上白石萌歌さん)に「甘い」ってバッサリ言う強さの裏に、ちゃんと寂しさが見えるのがつらい。
強い人ほど一人で抱え込むって構図が、そのまま映像になってる感じがして胸が詰まった。
安原とのすれ違いが時間の残酷さを突きつける
同期の安原(笠原秀幸さん)が結婚するって知った瞬間の空気、音が消えたみたいで一気に重くなる。
昔お互いに好きだったのに、関係が壊れるのが怖くて何も言えなかったって事実が後から出てくるのも苦しい。
紺野(宮澤エマさん)が泣き崩れる場面、強い人の涙って破壊力が段違いで、画面越しでも直撃する。
家族の介護とか、自分の弱さを見せられない性格とか、理由が全部現実的で逃げ場がない。
タイミングって残酷だなって感覚が、静かに広がっていく場面だった。
パンダの求愛行動がまさかの核心にくる
“恋が下手”の例えがジャイアントパンダって聞いた時は少し笑いそうになるのに、話を聞くほど納得してしまう。
一年のうち数日しかチャンスがなくて、それでも必死に相手を探すって説明が、妙に心に残る。
一葉(上白石萌歌さん)が「人間は勝手にブレーキかけてるのかも」って気づく瞬間、目の奥が少し変わるのが分かる。
司(生田斗真さん)が動物の話をしてるだけなのに、ちゃんと人の恋の話になってる構成がうまい。
アカデミックなのに感情に直で来るの、地味にすごい。
司の落ち込み理由が相変わらず独特すぎる
村上(片岡凜さん)から「助けて」って連絡が来て、研究室に行ったら司(生田斗真さん)がしょんぼりしてる展開、理由がまさかのクマの後尾見逃し。
真剣に落ち込んでる内容がズレてるのに、その姿が本気だから笑いきれない不思議な空気になる。
クマちゃん焼きで少し元気になる流れも可愛いけど、司の世界が本当に動物中心なんだなって再確認する場面。
だからこそ、アリアとの過去が匂わされるラストに向けて、不穏さがじわっと混ざってくるのが怖い。
アリアの一言が全部ひっくり返していく
編集部に突然現れて、相談内容に対して「受け身で生きてきた」って言い切るアリア(シシド・カフカさん)の圧が強い。
正論っぽいのに突き放す感じで、一葉(上白石萌歌さん)が言葉に詰まるのも無理ない。
さらに監修欄の「司」の名前を見て表情が変わるところで、一気に過去の因縁が匂ってくる。
「許さない」って言葉が静かなのに重くて、恋愛コメディの皮をかぶった別ジャンル感が出てきた。
ここから空気が変わる予感しかしなくて、落ち着かないままエンディング迎えた。
まとめ
第2話は、紺野(宮澤エマさん)の不器用な恋が中心になって、人の弱さと時間の残酷さがしっかり描かれた回だった。
柴田一葉(上白石萌歌さん)の優しさと迷いが、先輩の姿を通して少しずつ言葉になっていく流れもきれい。
そこに椎堂司(生田斗真さん)の動物視点の話が重なって、恋って理屈じゃないのに理屈でも説明できるんだって思わされる。
笑える場面もあるのに、見終わったあとはしばらく考え込む感じで、静かに効いてくる回だった。
(ゆめのん)

