ラムネモンキー:第1話から青春の取り戻し感がしみてきて胸あったかい(感想)(ネタバレがあります)

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第1話の空気、最初はちょっとゆるっとしてるのに、気づいたら心の奥にスッと入り込んできて不意打ちだった。
昔の熱量と今の現実が並べて置かれる感じが切なくて、でも暗くなりすぎないのがちょうどいい。
笑えるところもあるのに、笑った直後に少しだけ胸がぎゅっとなる瞬間が混ざってて、その配分が絶妙。
この3人の再会が、ただの懐かしさじゃ終わらなさそうなのが伝わってきて、続きが気になるタイプの第1話だった。

カンフー映画仲間だった3人の現在が刺さる

物語の軸になるのは、昔カンフー映画制作に夢中だった3人組。
“ユン”こと吉井雄太(反町隆史さん)、“チェン”こと藤巻肇(大森南朋さん)、“キンポー”こと菊原紀介(津田健次郎さん)。
このニックネームの時点で、学生時代のノリがそのまま残ってる感じがしてちょっと切ない。
今はそれぞれ「こんなはずじゃなかった」って思いながら生きてるのが、表情とか間の取り方で伝わってくる。
反町隆史さんの雄太はどこか無理して元気出してる感じで、大森南朋さんの肇は疲れがにじむ渋さがあって、そこに津田健次郎さんの紀介の柔らかさが混ざると空気が少しだけ和らぐのが良いバランスだった。

紀介の“優しさが前に出すぎる”日常

菊原紀介(津田健次郎さん)は、3人の中でもいちばん気弱で博愛主義っぽい立ち位置。
昔はマンガ家を目指してたけど、今は母・祥子(高橋恵子さん)の店を継いで理容師として働いてる。
しかも認知症の祥子の介護もしながらの日々で、時間も気持ちも余裕がないのが見ててすぐ分かる。
それでも誰かにきつく当たるわけでもなく、声を荒げることもなく、全部を抱え込んでる感じが静かにしんどい。
津田健次郎さんの柔らかい声と表情が、この役の“優しすぎる危うさ”にぴったりで、応援したくなる気持ちが自然に出てきた。

黒板イラストから始まる登場シーンが反則

紀介(津田健次郎さん)の登場が、理容室の小さな黒板にイラストを描いてるところから始まるのがもうずるい。
割引キャンペーンの下にちょこんと描かれた絵を見て、出来栄えにちょっと満足したみたいに笑うのがすごく優しい。
メガネ姿で前髪おろしてるビジュも相まって、穏やかオーラが画面から溢れてた。
でもその直後に祥子(高橋恵子さん)から呼ばれて、ふっとため息つく流れで現実に引き戻されるのが切ない。
可愛いだけじゃ終わらせないところが、このドラマのトーンをちゃんと示してて、心が少し静かになる感じが残った。

再会が“懐かしい”だけで終わらない予感

3人が再び顔を合わせる流れが、ただ昔話で盛り上がるだけじゃなくて、それぞれの今の行き詰まりがじわっと見える形になってるのが良かった。
雄太(反町隆史さん)の空元気と、肇(大森南朋さん)の達観したような諦めと、紀介(津田健次郎さん)の遠慮がちな優しさが同じ空間に並ぶと、会話の裏に言えない本音が透けて見える。
「青春回収」って言葉がしっくりくる感じで、過去を取り戻すというより、過去と今をどう繋ぎ直すかって話になりそうな気配。
この再会が、3人それぞれの人生をどう揺らすのか、穏やかな始まりなのに内側で波が立ってるのが伝わってきた。

まとめ

第1話は、派手な事件が起きるわけじゃないのに、感情の積み重ねがじんわり効いてくるタイプのスタートだった。
反町隆史さん、大森南朋さん、津田健次郎さんの並びが想像以上にしっくりきてて、会話のテンポも空気感も心地いい。
特に紀介(津田健次郎さん)の笑顔とため息の落差が忘れられなくて、優しい人ほどしんどいんだよなって思わされる。
この3人がまた何かを作り始めたとき、どんな変化が起きるのか、その行方を静かに追いたくなる第1話だった。
(みかんてぃ)