見終わった直後は静かだったのに、時間たってから「あ、今のシーン効いてたな」って思い返す感じで、余韻が後から来る回だった。
派手な展開よりも、人の気持ちのズレとか距離感がずっと描かれてて、気づいたら感情が引っ張られてる。
雄太たちの会話も、ちょっと笑えるのにどこか寂しくて、その温度がずっと続くのが不思議。
第2話、派手じゃないのにちゃんと心に残るタイプだった。
工事現場で一気に現実に引き戻される感じ
吉井雄太(反町隆史さん)と藤巻肇(大森南朋さん)と菊原紀介(津田健次郎さん)が、白馬(福本莉子さん)と一緒に工事現場に忍び込むところから、空気が一気にピリつく。
そこで見つかるのが、マチルダこと宮下未散(木竜麻生さん)が使ってたのと同じボールペンって、さりげないのにめちゃくちゃ怖い。
人骨だけでも十分重たいのに、知ってる人の持ち物が出てくると、急に現実味が増してくる感じがして息詰まる。
昔の思い出を追いかけてたはずなのに、ちゃんと今の事件として迫ってくる瞬間で、気持ちが切り替わる。
この静かな怖さの出し方、派手じゃないのにずっと残る。
警察に相手にされない無力感がリアル
警察署で鶴見巡査(濱尾ノリタカさん)に訴えても、まともに取り合ってもらえない流れ、地味にしんどい。
大人なんだからちゃんと動いてくれそうって期待が、あっさり裏切られるのが現実的で刺さる。
それでも諦めきれずに自分たちで調べようとするけど、当時の友達もいなくて、記憶も曖昧で、どうにもならない感じが続く。
雄太(反町隆史さん)たちが途方に暮れる姿、勢いだけじゃどうにもならない年齢になってるのが見えて切ない。
事件だけじゃなくて、人生そのものに対する無力感まで重なってくるのが、このドラマのしんどいところ。
白馬の行動力が物語を前に動かす
そこで、西野白馬(福本莉子さん)がSNSで情報を集めようとするの、今の時代らしくてすごく自然。
三人が過去の記憶に引っ張られて動けなくなってる中で、白馬だけが今の手段で突破しようとするのが対照的。
年齢も立場も違うのに、ちゃんと対等に関わってくれてる感じがあって、チームのバランスが良い。
白馬の存在がなかったら、たぶんこの話ずっと停滞してたと思うと、役割がかなり大きい。
福本莉子さんの空気感が、重くなりすぎないクッションになってるのも効いてる。
三人のおじさん感が逆に愛おしくなる
ユン、チェン、キンポーって呼び名のまま大人になってる感じが、ちょっと情けなくて可愛い。
吉井雄太(反町隆史さん)の空回り気味の正義感も、藤巻肇(大森南朋さん)の斜に構えた感じも、菊原紀介(津田健次郎さん)の冷静さも、それぞれ今の人生背負ってる感が出てる。
若い頃みたいに勢いだけで突っ走れないのが、逆にリアルで共感してしまう。
それでも三人でいるときだけ、少しだけ昔のテンポが戻る瞬間があって、そこがあったかい。
大人になっても完全には変われない部分が残ってる感じが、見ててじわっと来る。
記憶があいまいだからこそ話が深くなる
この回で強く感じたのが、記憶って本当に信用できないんだなってところ。
1988年の出来事を思い出そうとしても、誰の記憶も少しずつズレてて、それが妄想と混ざっていくのが怖い。
でも、その曖昧さがあるからこそ、事実だけじゃなくて気持ちの部分まで掘り下げられてる感じがする。
過去を追ってるのに、実は今の自分たちの生き方を見つめ直してる構造になってるのが面白い。
ミステリーなのに、感情の話としてもちゃんと成立してるのが、このドラマの強さだと思った。
まとめ
第2話は、事件の手がかりが少しずつ見えてくる回でもありつつ、三人の今の立ち位置がはっきり見えてくる回でもあった。
吉井雄太(反町隆史さん)、藤巻肇(大森南朋さん)、菊原紀介(津田健次郎さん)の空気が、懐かしさと切なさを同時に連れてくるのが印象的。
そこに白馬(福本莉子さん)が加わることで、過去と現在がちゃんとつながって動き出してる感じがある。
派手な展開じゃなくても、記憶と感情が絡み合っていく流れが静かに強くて、次の展開が自然と気になってしまう回だった。
(りりたん)

