第7話、懐かしさと不穏さが同時に押し寄せてきて情緒どうしたらいいの。
笑える空気もあるのに、1988年のクリスマスの影がじわっと広がってきて、胸の奥がずっと落ち着かない。
雄太(反町隆史さん)たちの“あの頃”が少しずつ剥がれていく感じ、見てるだけなのに記憶まで揺さぶられる回だった。
1988年のクリスマスに何があったのか
雄太(反町隆史さん)、肇(大森南朋さん)、紀介(津田健次郎さん)が「ランボー」と呼んでいた二瓶が、1988年のクリスマスに暴行を受けていた事実。
このワードだけで空気が一気に冷える。
鶴見巡査(濱尾ノリタカさん)の捜査で、さお竹屋で暴力団の構成員・鳥飼が関与していたと判明する展開、急に現実の重さがのしかかる。
しかもマチルダこと宮下(木竜麻生さん)の失踪にも鳥飼が絡んでいる可能性が出てきて、ただの思い出話じゃ済まなくなってきた。
反町隆史さんの雄太、いつもより少しだけ視線が鋭くて、過去と向き合う覚悟が見えた気がした。
「あの日、何してた?」で揺れる記憶
白馬(福本莉子さん)に、1988年のクリスマスに何をしていたのかと問われる3人。
部室で映画の編集をしていた、って思い出す流れがなんだか曖昧で。
紀介(津田健次郎さん)の中にふっとよみがえる別の記憶、あの一瞬の表情がすごく意味深。
津田健次郎さんの低い声が重なると、ただの回想じゃなくて、どこか罪悪感みたいなものまで感じてしまう。
美しく上書きされていた思い出が、実は違っていたのかもしれないって思うと、胸がざわっとした。
あの時代を生きた人たちの体温
学園のマドンナ、暴力教師、地元のヤンキー、レンタルビデオ店の店長、怪しいおじさん、トレンディーなお兄さん。
名前だけ並べるとちょっとコミカルなのに、それぞれに人生があって、ちゃんと息をしてる描き方が沁みる。
山下達郎さんの「クリスマスイブ」が流れるタイミングも絶妙で、1988年の空気が一気に蘇る感じ。
大森南朋さんの肇がふと遠くを見る瞬間とか、言葉にしない後悔がにじんでて切ない。
懐かしいのに甘くない、そのバランスがこのドラマらしい。
マチルダのメッセージと深まる謎
マチルダこと宮下(木竜麻生さん)の「上を向いてがんばれ」というメッセージ。
ただの励ましに見えて、何かのヒントにも思えてしまう。
部室の天井裏に隠されたビデオがあるんじゃないか、とか、4人目の幽霊部員の存在とか、急にパズルのピースが増えた感じ。
都市開発が事件の鍵かもしれないって考察も出てきて、話が一気に広がる。
福本莉子さんの白馬がいることで、3人の記憶が整理されていくのも救い。
若い視点があるからこそ、止まっていた時間が少しずつ動き出している気がした。
まとめ
第7話は、ただの懐古じゃなくて、記憶の曖昧さと向き合う回だった。
雄太(反町隆史さん)、肇(大森南朋さん)、紀介(津田健次郎さん)が抱えてきたものが、少しずつほころび始めている。
マチルダ(木竜麻生さん)の言葉の意味、鳥飼の存在、そしてあの日の本当の出来事。
真実に近づいている感じがするのに、同時に怖さも増していく。
過去って、こんなに簡単に塗り替わるんだって思い知らされた回だった。
(りりたん)

