ヒーローものってもっとキラキラしてると思ってたのに、始まった瞬間から空気がちょっと違ってて、いきなり心を掴まれるやつ。ナガレ(菊池風磨さん)の立ち姿がもう「うまく生きられてない人」そのもので、最初から胸がぎゅってなる…。
ヒーロー以前に、人として限界な感じがリアル
嘘をつけないって設定、最初はちょっと面白そうって思うのに、生活の中だとここまでしんどいんだっていうのが容赦なく出てくる。ナガレの正直さって優しさでもあるのに、同時に自分を追い込む刃にもなってて、そのバランスがつらい。
どん底って言葉、軽く使われがちだけど、この第1話はちゃんと“どん底の空気”を見せてくるから、笑えないのに目が離せない感じになる。
集められたメンバーの温度差がすごい
防衛省に呼び出されて集まる7人、それぞれの生活感が一瞬で伝わってくるのが上手すぎる。会社員のサエ(のんさん)の落ち着きと、学生のチュータ(森永悠希さん)の戸惑い、ユタニ(後藤剛範さん)の現実感とか、同じ部屋にいるのに全然違う世界線の人たちって感じ。
ここで「あ、このチーム、絶対一筋縄じゃいかない」って分かる空気がもう出来上がってて、静かなのに妙にザワザワする。
説明シーンなのに、感情が置いていかれない
能力の話とか制度の話とか、本来ならちょっと難しくなりそうなところなのに、ちゃんと人の感情に寄せて進むから、頭より先に気持ちが反応しちゃう。マドズミ(六角精児さん)の言葉も一見事務的なのに、どこか含みがあって、その違和感がずっと残る。
そして、あの瞬間。まさかそこでそれを選ぶの…って思わず画面に近づくやつ。あの場面の衝撃は忘れられないし、1話でここまで心を揺らしてくるの反則すぎる。
ヒーローものなのに、いちばん刺さるのは弱さ
派手な能力よりも、「普通に生きるのがしんどい」って感覚のほうがずっと前に出てきてて、そこがこのドラマの一番の強さかもって思った。選ばれた存在なのに、全然自信も覚悟も足りてなくて、だからこそ見てる側も一緒に不安になる。
正義とか使命とかより先に、生活と感情があるっていう描き方がすごく今っぽくて、ヒーローの話なのに、気づいたら自分のこと重ねてる不思議な感じになる。

