第9話、心がめちゃくちゃ揺さぶられた。兄のリベンジと花(渋谷凪咲)の命、その両方を抱え込んで必死に戦う優我(大橋和也)がとにかく切なくて、息詰まる展開だった。
兄の遺志を背負う優我
大橋くん演じる優我は、明るく振る舞う表の顔と、亡き兄・尚之(溝端淳平)のために裏で動くスパイとしての顔を使い分けている。兄が開発したシステムを盗用した疑惑が浮上し、優我はリベンジを誓う。明るさの裏にある怒りや決意、そのギャップに胸が締めつけられる。渋谷ちゃん演じる花の存在が彼を強くさせるのも伝わってきた。
花の揺るがない想い
花は父を信じながらも、優我の隣に立つことを選ぶ。「優我が自分に隠し事をしていないなら、怖くない」と言い切る場面は本当にまっすぐで、ぐっときた。父を疑う気持ちと愛する人を信じたい気持ち、その間で苦しみながらも優我を支える姿は、渋谷ちゃんの自然な演技に説得力があった。
京香の言葉と真相への手がかり
花が倒れ、母・京香(霧島れいか)が帰国する流れも大きな転機だった。京香は「藺牟田(高嶋政伸)は尚之を貶めることはしない」と断言し、さらに真犯人の存在をほのめかす。花が前夜にすべてを京香に話していたことも、彼女の覚悟を示していて切なかった。真相がどこにあるのか、一気に緊張感が高まった。
心を締めつける優我の葛藤
証拠を突きつけ藺牟田に迫る優我の姿は必死そのもの。だけど花が倒れると、一瞬で「兄の復讐」より「花の命」が優先される。その揺れる気持ちにリアルさがあって、感情を引き裂かれるようだった。大橋くんの演技が、この優我の葛藤を鮮やかに見せてくれていた。
まとめ
第9話は、兄の遺志と大切な人の命、どちらを優先するのかという究極のテーマが描かれていて、感情が忙しすぎる回だった。花と優我の関係がより強くなる一方で、真犯人の影が濃くなり、最終回に向けてドキドキが止まらない展開だった。
(ゆめのん)
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