『ザ・ロイヤルファミリー』第9話、母の叫びが胸に直撃しすぎた件(感想)(ネタバレがあります)

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第9話、画面が静かなのに感情だけが忙しい回だった。
野崎加奈子(松本若菜さん)の表情ひとつで、空気が一気に変わる感じ。
翔平(市原匠悟さん)の姿を見つめる目が、期待と怖さで揺れてて、こっちまで息を止める。
レースの話なのに、これは完全に家族の物語で、特に母の時間が濃すぎる。
「まだ早いんじゃない?」って気持ちと、「でも進まなきゃ」って想いが同時に押し寄せてくる。

7か月ぶりのスタート地点、空気が張りつめすぎ

翔平が落馬してからの7か月って、数字以上に重たい。
ロイヤルファミリーと再び走るための最終テストって聞いただけで、緊張感が段違い。
スタート地点に立つ翔平(市原匠悟さん)を見守る加奈子(松本若菜さん)、立ってるだけなのに不安がにじむ。
周囲は前向きな言葉を並べてるのに、母の目線だけ現実を全部背負ってる感じ。
この時点で、もう感情が整う暇ない。

走り出した瞬間、母は止まっていられない

翔平とロイヤルファミリーが走り出した瞬間、景色が一気に動く。
加奈子は広中(安藤政信さん)とすぐ車に乗り込んで追いかける。
ただ見送るだけなんて無理でしょ、って行動がリアルすぎる。
母の「見届けたい」がアクセル踏んでる感じ。
静かな決意より、衝動で動いちゃうところが逆に刺さる。

ゴール地点の光景が全部をひっくり返す

緑の大地を駆け抜けて、翔平とロイヤルファミリーがゴールへ向かう姿。
そこにいた栗須(妻夫木聡さん)と耕一(目黒蓮さん)が、素直に喜ぶのも印象的。
でも、このシーンの主役はやっぱり加奈子。
追いついた彼女が、息子の背中を見つめて「翔平ーっ!」って叫ぶ瞬間、胸が締まる。
喜びと安堵と、ここまでの怖さが全部混ざった涙で、画面がにじむ。

野崎加奈子(松本若菜さん)の涙が全部を語る

翔平の復活はもちろん嬉しい。
でも、それ以上に「母としての時間」が報われた瞬間だった気がする。
怪我をした本人より、見守る側の方が長く苦しいこともある。
松本若菜さんの演技が、説明ゼロでそれを伝えてくるのが強い。
声を張り上げた「翔平ーっ!」に、感情を全部持っていかれた。

まとめ

第9話は、レースの結果よりも、母の心のゴールを描いた回だった。
翔平(市原匠悟さん)の復活は希望で、加奈子(松本若菜さん)の涙は積み重ね。
栗須(妻夫木聡さん)や広中(安藤政信さん)が見守る中で、家族の物語がちゃんと前に進んだ。
静かだけど、感情の余韻がずっと残る。
見終わったあと、しばらく何も考えられなくなるタイプの回だった。
(みかんてぃ)