第8話、栗須(妻夫木聡さん)と耕一(目黒蓮さん)の会話が静かに胸へ刺さってきて、気づけば目の奥がじんじんしてた。
耕造(佐藤浩市さん)の言葉を、ただの“名言”じゃなくて“生き方そのもの”として受け継いでいく流れが尊すぎて、苦しいのに温かい。
言葉の重さってこういうことなんだと思わされた回だった。
耕造(佐藤浩市さん)の影とプレッシャーが耕一(目黒蓮さん)にのしかかる
ロイヤルファミリーの流れが悪くて、耕一(目黒蓮さん)が大きな提案をしたのに、広中(安藤政信さん)に真っ向から反対されるというキツい状況。
「チームで戦う」って意識が崩れそうになる瞬間の空気、あの少し張りつめた沈黙が胸にまとわりついた。
耕造(佐藤浩市さん)の存在が大きいからこそ、耕一の迷いがリアルで、若さと責任の重さが交差しているのが痛いほど伝わってきた。
“親から受け継いだ名”じゃなく“覚悟”として背負っている姿に、見てる方も息が浅くなる。
栗須(妻夫木聡さん)の謝罪にこもった痛みと本音
「僕の行きつけは定食屋です」って言いながら連れ出す栗須(妻夫木聡さん)の穏やかな声に、何か隠れた決意があるのがすぐ分かった。
耕一の秘書になってから「社長ならどうするか」ばかり考えて、“耕一本人”を見ていなかった…という謝罪は、ただの言葉じゃなくて後悔の深さそのもの。
耕造(佐藤浩市さん)への忠誠心と、耕一(目黒蓮さん)への敬意、その間で揺れ続けていた栗須の葛藤が一気にあふれた瞬間だった。
この人、ずっとチームを支えてきた重さを一人で抱えてたんだなって、胸がきゅっとした。
耕一(目黒蓮さん)の弱さと強さが混ざった告白が泣ける
耕造から「迷ったら馬のことだけ」「信じたことを優先しろよ」と託されていたと語る耕一。
その言葉を抱えながらも「僕にはみなさんが必要なのに分かってなかった」と頭を下げる姿が、とてもまっすぐで、その不器用さがこっちの涙線を殴ってくる。
強く見せても、心の奥はまだ揺れてる。
でもその揺れこそが“次の世代が引き継ぐもの”なんだと思えて、すごく温かかった。
「僕をその夢に交ぜてもらえませんか?」が反則級の破壊力
「有馬記念で勝つ。この夢はあの人と…父と戦ってきた皆さんの夢でもある」
その上で「僕をその夢に交ぜてもらえませんか?」なんて言われたら、そりゃあ栗須の目も潤む。
言葉の一つひとつに覚悟があって、耕一(目黒蓮さん)がやっと自分の気持ちを真正面で言えるようになったのが泣けて仕方ない。
お願いじゃなくて“一緒に戦いたい”っていう対等な気持ちが詰まってるのが尊い。
栗須(妻夫木聡さん)が贈った「絶対に裏切らないで」が継承の証
涙をこらえながら栗須が言った「絶対に私を裏切らないでください、絶対にです」。
これ、耕造がかつて栗須に言った言葉なんだと思うと、一瞬で涙腺が溶けた。
命令じゃなく、重ねてきた年月の“信頼の証”なんだよね。
その約束を今度は耕一へ渡すって、言葉以上に深くて温かい継承だと思う。
SNSで「泣かない人いない」って盛り上がってたの、ほんとその通り。
まとめ
第8話は、血よりも深い“想いのバトン”が心に刺さる回だった。
耕造(佐藤浩市さん)が遺した強さを、栗須(妻夫木聡さん)が抱え、そして耕一(目黒蓮さん)が受け取った流れが美しくて胸が震える。
優しさや迷いさえも力に変えて前へ進もうとする姿は、涙なしじゃ見られない。
ひとつの言葉が世代を越えて受け継がれていく瞬間の重さを、まっすぐ感じられる神回だった。
(みかんてぃ)

