「略奪奪婚」第2話の感想|幸せの裏側で、静かに歪む音【ネタバレなし】

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第1話の勢いそのままに、第2話は感情の温度が一気に下がって、代わりにじわじわ不穏さが広がっていく回。表向きは幸せそうなのに、画面の端っこで何かが確実にズレ始めてる感じがして、見てて落ち着かない空気がずっと続く。

「認められたい」が作る、危うい安心感

司(伊藤健太郎さん)が母親から受けてきた言葉の重さ、想像以上に根深くて、だからこそ院長という肩書きにしがみつく気持ちが痛いほど伝わってくる。えみる(中村ゆりかさん)の父親の支援で開院したクリニックなのに、それでも「自分は失敗作じゃない」って必死に言い聞かせてる姿が切なくて、成功してるはずなのに全然安心できてないのがつらい。

幸せいっぱいなはずの時間が、どこか不安定

子供の誕生を前にしたふたりの空気、表面だけ見たらすごく穏やかで優しいのに、会話の端々に微妙な緊張が混じってるのが気になる。えみる(中村ゆりかさん)の笑顔も、どこか作ってる感じがして、ここ、後から思い返すと意味深だったなってなるカットがちらほら。静かな場面ほど、逆に怖く感じるタイプの演出が効いてる。

千春の選択が、だんだん危険な方向へ

慰謝料を使い果たして追い込まれてる千春(内田理央さん)、もう後がない感じが表情だけで分かるのがしんどい。主任の黒川(谷川昭一朗さん)からの頼みを受ける流れも、はっきり言葉にしなくても「それ、絶対よくないやつ…」って察してしまう空気で、あの沈黙の間が妙にリアル。お金のためって分かってても、選択の方向がどんどん危うくなっていくのが見てて苦しい。

全員が、少しずつ間違った方向を向いている

誰か一人が悪いっていうより、それぞれが自分の弱さを守るために選んでる行動が、結果的に別の誰かを追い詰めてる感じがして、そこがこのドラマの怖さ。まさかあの人物が…!って派手な驚きじゃなくて、「あ、もう戻れない線越えてる」って気づいた時のゾワっと感が強いタイプの展開で、あの場面の衝撃は忘れられない。

タイトルの意味が、少しずつ輪郭を持ち始める

第2話はまだ大きな事件が起きるわけじゃないのに、奪う側と奪われる側の構図が、静かに組み上がっていく感覚がある。誰が何を失って、誰が何を手に入れようとしているのか、そのバランスがすでに崩れかけてるのが見えてきて、全話見終わった今だからこそ、この回の違和感が全部つながってたんだって分かるのが怖い。