第3話は、空気がずっと重たいのに、目が離せなくなるタイプの回だった。
刑事・南良理香子(江口のりこさん)の視線が鋭くなっていくにつれて、画面の中の人間関係までピリッと張りつめていく感じ、あれはちょっと息止まる。
全員が「疑われる側」になる怖さ
事情聴取の対象が、まさかの同級生全員に広がる展開。
仲間のはずなのに、同時に容疑の目も向けられるって、こんなにしんどい空気になるんだ…って思わされた。
飛奈淳一(竹内涼真さん)の立場が本当に複雑で、捜査としては正しいのに、感情が全然追いついてない感じが切ない。
信じたい気持ちと、刑事としての責任、その間で揺れてる表情がリアルすぎて、見てるこっちまで苦しくなる。
タイムカプセルが掘り起こすのは過去だけじゃない
みんなで掘り返すあの場面、静かなのに異様な緊張感があって、言葉少なめなのが逆に怖い。
拳銃がない、って事実よりも、その瞬間に走る視線の交錯とか、ちょっとした間の取り方とか、そこに全部が詰まってた気がする。
「誰かが持ち出した」という現実が、友情の記憶まで一気に濁らせていく感じで、あの空気は忘れられない。
まさかあの人物が…!って、つい心の中で叫びたくなるような違和感もあって、何度も巻き戻したくなるシーンだった。
万季子の決断が残した余韻
岩本万季子(井上真央さん)が警察署へ向かう流れ、すごく静かなのに、ものすごく重たい選択に見えた。
圭介(瀬戸康史さん)とのやり取りも、感情をぶつけ合うというより、もうどうしようもなく絡まった関係性が滲み出てて、胸がきゅっとなる。
事件前日の行動について語る場面も、真実を言っているのか、それともまだ何か隠しているのか、その境目が曖昧で…。
あの沈黙の使い方、完全に心を持っていかれた。
疑念が連鎖していく感じがリアルすぎる
この回は派手な展開というより、じわじわ追い詰められていく心理戦みたいで、後から効いてくるタイプ。
ちょっとした言葉の選び方とか、視線の外し方とか、全部が意味を持ってるように見えてきて、見終わったあとも頭の中で再生され続ける。
同級生という近さがあるからこそ、疑うこと自体が裏切りみたいに感じてしまう、その感情のぶつかり合いがすごく丁寧に描かれてた。
第3話は、物語の歯車が静かに噛み合い始めた瞬間、そんな印象が残る回だったなって思う。

