最終回(第11話)見たんだけど、胸のあたりがキュッと掴まれた感じ。
カヲル(ラウールくん)の「もういいや」って言い回し、軽そうで超重くて、言葉が床に落ちたみたいに響いた。
小川愛実(木村文乃さん)の「私はがっかりしません」で、呼吸が戻るのほんと不思議。
夜と昼の景色がぶつかる音まで聞こえた気がして、涙の止め方わからんやつ。
第11話(最終回)で刺さったところ
まず小川愛実(木村文乃)とカヲル(ラウール)の距離感。
近いのに、指一本ぶつけたら崩れそうな薄氷みたいでドキドキした。
専門学校に不合格だったカヲルが、愛実に向かって「これが答えでしょ」って投げるあの諦め方、強がりの形が綺麗すぎて逆にボロボロ。
返す愛実は正面からまっすぐで、話し方は優しいのに、背中で支える感じが頼もしい。
二人の視線が絡むたび、期待と不安が同時に膨らんで、心が忙しかった。
カヲル(ラウール)の「もういいや」が落とした影
「いーよいしょー! 乾杯!」って一人でコップを鳴らすカヲル、笑ってるのに目が笑ってなくて、静かなSOSが鳴りっぱなし。
ホストに戻るの?って小声で問いかけられたときの揺れ方がリアルで、ラウールくんの表情筋、何段変速あるの?って本気で思った。
「俺はな、誰にも頼らず自分の力で夜で生きてく」って言い切る強さの奥で、心細さがランプみたいにチラッと滲むのよ。
強い言葉で自分を守ってるのが丸見えで、見てる側の胸もキリキリ。
扉を閉める「もう帰れ!」の声は乱暴なのに、優しさを隠す毛布みたいで苦しい。
小川愛実(木村文乃)の「がっかりしません」が差した灯り
愛実の励ましは、押し付けじゃなくて呼吸合わせるタイプ。
「また落ちたら?」ってカヲルに投げられても、動揺を飲み込んで「私はがっかりしません」。
この一文が、荒れた心に貼る湿布みたいに効く。
木村文乃さん、声の温度が一定に見えて、ちゃんと震えも混ぜてくるのズルい。
褒めるだけでも突き放すだけでもなく、「隣でいる」を選ぶ姿勢が超尊い。
涙を拭ったカヲルの「それならよかった」が、幼い安心と大人の決意を同時に含んでて、空気が少しだけ甘くなるのが伝わった。
夜と教室が交差する瞬間:佐倉栄太(味方良介)と松浦(沢村一樹)も効いてた
背景を支える人たちも良き。
佐倉栄太(味方良介)さんが、生徒に愛実の退職を伝えるくだり、情報だけなのに胸の奥がザワッと揺れた。
教室って安全地帯のはずなのに、現実が普通に入ってくる感じがリアル。
さらに松浦(沢村一樹)さんの表情がしっかり刺さる。
カヲルに「実の父親?」って向けられた問いの前後、沈黙の厚みがすごかった。
言葉が少ない分、視線の揺れや呼吸の速さで物語が進むの、役者の技が光るやつ。
夜の世界のギラつきと学校の白い光が交差して、色温度がぱっと変わる瞬間、ドラマ全体の輪郭がくっきりした。
余韻メモ:胸に残った表情と台詞のキレ
終盤のカヲルが「ずーっと人からがっかりされてきた」って吐き出すとこ、声が少し掠れて、でも折れない芯が残ってるのが良かった。
ラウールくん、台詞の切り返しで音を“置く”のが上手くて、間の作り方が気持ちいい。
愛実の「がっかりしません」は、優しいだけじゃない“責任”の重さも含んでたから、甘さより強さが残る。
見終わってからも、頭の中で二人の呼吸が反響して、ふいに涙腺がゆるむ瞬間があるくらい。
静かなシーンほど、心拍数が上がるの、ほんと反則。
まとめ
第11話は、派手な奇跡じゃなく、言葉の重さとまなざしの熱量で前に進む回だった。
カヲル(ラウールくん)の不器用な強さと、小川愛実(木村文乃さん)の揺るがない優しさが、やっと同じ温度になった感じ。
佐倉栄太(味方良介さん)と松浦(沢村一樹さん)の“間”も効いて、世界が一段深く見えた。
余白が多いのに、心は満たされる。
そんな最終回、愛おしかったわ。
(みかんてぃ)
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