『スクープのたまご』最終号、真実が全部つながった瞬間が強すぎた(感想)(ネタバレがあります)

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最終号、静かに話を聞いてるだけなのに、頭の中がずっと忙しかった。
久保塚の言葉ひとつひとつが重くて、編集部の空気まで伝わってくる感じ。
信田日向子(奥山葵さん)が積み重ねてきた時間が、ここで一気に形になる。
週刊誌って怖い存在だと思ってたのに、見終わったあとには印象がかなり変わってた。

独占インタビューが始まるまでの緊張感

編集部に現れた久保塚(相馬理さん)、見た目は本当に普通の青年。
人を殺せるようには見えない、って感覚がまず先に来る。
日向子がいない中で場をつなぐ北浜(赤ペン瀧川さん)の言葉が、ちょっと不器用で優しい。
「目のキタナいオジサンしかいない」って自虐しつつも、本気で久保塚を守ろうとしてるのが伝わる。
あの空気で話し始める決断をした久保塚の覚悟、相当だったと思う。

久保塚の告白が示した“違和感の正体”

小宮山とも木崎とも直接会っていない、という話から一気に引き込まれる。
毎回現れる“きれいな女の人”や“サングラス男”。
気づいたら眠っていて、目覚めると事件が起きている流れがあまりにも不自然。
今村淳弘(小西詠斗さん)の存在が浮かび上がる瞬間、ピースがはまる感覚がある。
久保塚がただ利用されていただけ、って分かるのが本当に苦しい。

逃亡と恐怖の裏で支えになった存在

指名手配犯として怯えながら過ごす日々。
そこで久保塚を信じ続けたのが、まどかだったのが救い。
「えん罪なら晴らさなきゃ」って言葉、簡単そうで実はすごく強い。
甘えてはいけないと思いながらも、寄りかかってしまう気持ちがリアルすぎる。
この関係があったから、久保塚は最後まで壊れずにいられたんだと思う。

連続不審死事件の真相が明らかに

青城と今村による“交換殺人”という答え、冷たすぎて言葉が出ない。
金と立場のために、人を切り捨てる感覚が怖い。
谷岡が殺された理由も、偶然と欲が重なった結果だったのが余計に後味悪い。
久保塚が完全に無関係だったと分かった瞬間、やっと息ができた。
真実が明らかになるまで、こんなに遠回りだったのが切ない。

週刊誌にも「できることがある」と示したラスト

警察じゃなくても、真実を世に出すことで救える人がいる。
日向子(奥山葵さん)が悩み続けた“週刊誌の存在意義”に、一つの答えが出た感じ。
嫌われることを避けられない仕事でも、自分にウソはつかない。
その覚悟を持てた日向子の成長が、最終号で一番胸に残った。
「記者のたまご」って言葉が、もう謙遜に聞こえるくらいだった。

まとめ

最終号は、事件解決だけじゃなく、人の選択を描いた終わり方だった。
久保塚(相馬理さん)の勇気と、日向子(奥山葵さん)のまっすぐさが噛み合った結果。
週刊誌は怖いだけの存在じゃない、という視点をちゃんと残してくれた。
読後感みたいな余韻が残る、静かだけど強い最終回。
このドラマ、かなり丁寧に作られてたと思う。
(ゆめのん)