第5話、まさかの展開で心臓つかまれた。
鳥飼樹(草なぎ剛さん)が真琴(中村ゆりさん)の夫からの電話に出た瞬間、空気が変わった。
穏やかで優しい旅のはずが、一気に現実が割り込んでくる感じ。
静かなヒューマンドラマなのに、たった一つの行動で昼ドラの緊張感が走る。
あの“受話器越しの沈黙”が、すべてを物語ってた。
文箱に込められた“母の秘密”が導く旅
こはる(風吹ジュンさん)から託された文箱を、樹(草なぎ剛さん)は真琴(中村ゆりさん)に渡す。
そこにあったのは、絵ハガキと古い写真、そして“佐々木俊介”という名前。
真琴の父の可能性があるその人物を探すため、2人は動き出す。
道ならぬ恋をして、すべてを失った母。
それでも「会わせてあげたい」と願う真琴の気持ちが、真っ直ぐで切ない。
一方で、樹の「お手伝いしますよ」という一言が、静かな覚悟を含んでいてぐっときた。
“失ってもいい人”という言葉の重み
母の過去を知る中で、「仕事も家族もすべて失ったんですね」とつぶやく真琴。
それに対して樹が言った、「失ってもいい、そう思える人と出会えたからじゃないですか」。
このセリフ、優しさに包まれてるのに、深く刺さる。
愛と代償の境界が曖昧になる瞬間。
草なぎ剛さんの声の柔らかさが、余韻を残す。
“生と死”、“罪と愛”が静かに共存してるような、心の揺れ方だった。
伊豆へ――過去を追う2人の旅路
文箱の手掛かりをたどり、伊豆へ向かう樹と真琴。
“亡き母の恋人を探す”なんてテーマなのに、画面からは穏やかな風と哀しさが漂ってる。
宿が一部屋しか空いてないっていう展開も、ベタなのに上品。
真琴の体調が悪くなって、樹が介抱する姿がもう父性と優しさの塊。
「こはるさんに頼まれましたから」と言いながら、実は“真琴を守りたい”気持ちが見える。
言葉少ななのに、想いが伝わってくる時間だった。
“電話に出た”という小さな裏切り
真琴が眠る横で鳴るスマホ。
画面に「利人(要潤さん)」の名前が出た瞬間、息が詰まった。
そして樹がその電話に出る――この一瞬の選択が、第5話最大の衝撃。
「出ちゃダメ!」と叫びたくなる気持ち、SNSでも共感の嵐。
彼の優しさなのか、無意識の罪なのか。
受話器を持つ手の震えが、まるで“もう戻れない線”を越えたみたいに見えた。
SNSがざわついた“昼ドラ化”の瞬間
放送直後、タイムラインは「電話出た!?」「樹、それは予想外!」「昼ドラ展開きた」「タイトルがトレンド1位!」で埋まった。
“ゆずはと海斗の感動展開からの落差すごい”というコメントも多く、感情のジェットループ状態。
「草なぎさん、静かな演技で心臓を握りつぶす天才」って声もあった。
まさに“ヒューマン×サスペンス×ロマンス”が絡み合う瞬間だった。
まとめ
第5話は、愛と秘密の境界線をゆっくり越えていく回。
真琴(中村ゆりさん)の切なさ、樹(草なぎ剛さん)の誠実さ、その間に漂う罪悪感が美しかった。
電話一本で世界が変わる、その緊張感がたまらない。
「もう二度と会えないあなたに」というタイトルの意味が、少しずつ深まっていく。
来週、あの“電話の続き”がどうなるのか、覚悟して見届けたい。
(ゆめのん)

