『終幕のロンド ーもう二度と、会えないあなたにー』第4話、真琴の叫びが夜を切り裂いた(感想)(ネタバレがあります)

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第4話、言葉のナイフが静かに刺さる回だった。
御厨真琴(中村ゆりさん)の「お母さんは御厨とは関係ない!」が、テレビ越しでも胸に響いた。
押し殺してた気持ちを一気に吐き出すような声。
あの一言で、見てる側の息まで解けた気がする。
画面の奥で、こはる(風吹ジュンさん)が微笑んだ瞬間、涙が止まらなかった。

こはる(風吹ジュンさん)の“脱出”が教えてくれたこと

貧血で倒れたこはる(風吹ジュンさん)は、退院まであと少しと言われてたのに、実は末期がん。
御厨家が「社長就任の時期に影響する」とか言い出して、最期まで病院に閉じ込めようとしてたの、正直ゾッとした。
だから、真琴(中村ゆりさん)が院長の許可もなく連れ出した瞬間、空気が一変。
「それでも外の空気を吸わせたい」っていう覚悟が、涙の奥で光ってた。
偶然通りかかった樹(草なぎ剛さん)がさりげなく手を貸す姿も優しかった。
何も言わずに車を出す、その沈黙がかっこいい。

御厨真琴(中村ゆりさん)vs利人(要潤さん)、ついに爆発

利人(要潤さん)がこはるの家に押しかけたシーン、息を飲むほどの緊張感。
「誰かにそそのかされたんですか?」って冷たい言葉に、「私です。私が連れ出しました」って真っ直ぐ返す真琴(中村ゆりさん)。
その声の強さに、何かが変わる音がした気がした。
樹(草なぎ剛さん)が「こはるさんの気持ちが大事だ」と言っても、利人は「家族の問題ですので」と切り捨てる。
でも真琴は、もう黙らなかった。
「お母さんを閉じ込めて弱らせておいて何が家族なの?」――あの言葉、刃物みたいに真っ直ぐで痛い。
誰かのためを思って我慢してきた人の反撃って、こんなにも美しい。

草なぎ剛さん演じる樹、静かに支える“風のような存在”

樹(草なぎ剛さん)は多くを語らないけど、存在そのものが支えになってる。
車を出す時の目の優しさ、真琴を見つめる時の呼吸の深さ。
彼の“沈黙”が、真琴の“声”を引き出しているようだった。
騒がしい御厨家の中で、樹だけが人間らしい温度を保ってる。
こはる(風吹ジュンさん)を連れ出すシーンも、無理がなくて自然。
誰かを助けることを特別なことと思っていない、その優しさに救われた。

「胸がスッとした」瞬間、視聴者も一緒に解放された

利人(要潤さん)が去ったあと、「胸がスッとした~」と笑い合うこはると真琴。
あの小さな笑いが、どんな説教よりも強い。
家族のためって言葉の下で、誰かが我慢してきたことの多さに気づかされる。
SNSでも「良く言った!」「スッとした!」「離婚したらいいのに!」の声が並んでた。
こはるさんの笑顔、まるで“自由”そのものみたいだった。
病気よりも重いのは、家族の見えない圧なんだと感じた回。

まとめ

第4話は、静かな怒りが爆発する瞬間を描いた神回だった。
御厨真琴(中村ゆりさん)が放った言葉は、ただの反論じゃなくて「生き方の宣言」。
利人(要潤さん)の冷たさと、樹(草なぎ剛さん)の優しさの対比も完璧。
こはる(風吹ジュンさん)の穏やかな笑顔が、すべての答えを物語ってた。
“家族の正しさ”って何なのか、改めて考えさせられた夜だった。
静かな部屋に残る「スッとした」という余韻が、まだ消えない。
(みかんてぃ)

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