『シナントロープ』、空気が一気に凍った折田と久太郎の対峙がしんどすぎた第11話(感想)(ネタバレがあります)

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第11話、見てるだけなのに肩がずっと力入ってた。
バーガーショップの日常からここまで来るとは思ってなかったし、戻れないところまで踏み込んだ感じがする。
折田(染谷将太さん)と久太郎(アフロさん)のシーン、会話一つ一つが刺さって、画面から目を逸らせなかった。
SNSがザワついたのも納得で、感情が追いつかない回だった。

静かな狂気をまとった折田の存在感

裏組織「バーミン」のトップ・折田(染谷将太さん)、今回は本気で怖い。
淡々とした口調なのに、言ってることが全部物騒。
木を切りながら「死体も燃やせるし」と笑う場面、温度差がエグい。
感情を大きく動かさないからこそ、何をするか分からない不安がある。
この人に隙を見せたら終わり、って感覚がずっと張り付いてる。

久太郎の覚悟と、折田への言葉

「どっちが死ぬならどっち?」って質問に、「俺だろうな」と即答する久太郎(アフロさん)。
軽く言ってるけど、覚悟が重すぎる。
さらに、折田に向けて放った言葉が強烈。
誰からも愛されず、心を通わせられなかった弱さを突くセリフ。
折田の核心を突いてるのが分かるから、聞いてるこっちまで息が詰まる。

撃たれた瞬間、時間が止まる

怒りが爆発した折田が銃を向ける流れ、嫌な予感しかしない。
撃たれた瞬間、「え?」って声が出た。
弾が外れても、もみ合いになる緊張感が異常。
久太郎が馬乗りになって首を絞める場面、もうどっちが正しいとか考えられない。
生きるか死ぬかの空間に放り込まれた感じ。

龍二を巡る心理戦がえげつない

「連絡がなければ睦美が龍二を殺す」。
折田(染谷将太さん)のこの一言で、空気がまた変わる。
嘘か本当か分からないのに、久太郎が信じてしまうのが辛い。
携帯で龍二に電話をかける選択、優しさなのか弱さなのか分からなくなる。
折田が久太郎の感情を理解して、そこを突いてくるのが一番怖い。

SNSが荒れた理由が全部詰まってた

「折田サイコパスすぎ」「きゅうちゃん頑張れ」って声が飛び交うのも無理ない。
怖さと切なさと、なぜか目が離せない魅力が同時に来る。
折田を憎みたいのに、演じる染谷将太さんがハマりすぎてて感情が迷子。
久太郎が折田の動揺ポイントを知ってるって指摘も、めちゃくちゃ腑に落ちる。
この2人の関係性、単純な敵味方じゃ片付かない。

最終回直前、残された不安

久太郎が撃たれたことで、龍二がどう動くのか想像するだけで怖い。
バーガーショップ「シナントロープ」から始まった物語が、ここまで血の匂いを帯びるとは。
都成剣之介(水上恒司さん)や水町ことみ(山田杏奈さん)たちの日常が、もう遠く感じる。
全ての線がどう回収されるのか、期待より不安が勝つ。

まとめ

第11話は、折田(染谷将太さん)というキャラクターの底知れなさが一気に露わになった回。
久太郎(アフロさん)の覚悟と優しさが、余計に残酷な展開を生んでしまった。
緻密な会話劇が、ここまで心を削ってくるのはこのドラマならでは。
最終回を前にして、誰が救われるのか全く見えない。
ザワついたまま、感情が落ち着く場所が見つからない。
(あやぴょん)