第7話、都成剣之介(水上恒司さん)の周りだけ空気が異様にざわついてて、見てるこっちの鼓動まで変なリズムになった。
ことみ(山田杏奈さん)の記憶も、木場幹太(坂東龍汰さん)のテンションも、全部が別方向に走ってるのに同じ一点で絡み合う感じ。
ゾンビ男の件なんて笑えないのに、画面がどんどんカオス化していくのがクセになる。
気づいたら息詰めてたし、気持ちの置き場が迷子になる回だった。
シナントロープの日常が歪む気配、そして都成(水上恒司さん)の不穏な遭遇
夜道で都成(水上恒司さん)が刑事(松角洋平さん)に呼び止められた時、街灯の光が肌に冷たく映る感じがして、冒頭から嫌な予感がしてた。
刑事が“ゾンビみたいな男”を探してるって言い出した瞬間、すでに平常運転じゃない。
駅前で見たと都成が答える流れも、会話なのにどこか浮いてて、ドラマ全体がゆっくり軋む音を立て始めた気がした。
薬物依存症の男だと明かされてからは、町の静けさが逆に怖く感じるし、日常の皮がはがれていくような感覚が強まるばかり。
都成の表情が強がりと怯えの中間で揺れてて、そのリアルさがさらに不安を煽る。
ことみ(山田杏奈さん)に押し寄せる過去、奈々(影山優佳さん)の部屋でよみがえる記憶
奈々(影山優佳さん)のマンションに泊まったことみは、やっと落ち着くかと思いきや、5歳の時の監禁の記憶が突然よみがえってくる。
柔らかい照明の部屋なのに、ことみの視界だけ温度が下がったみたいで、過去が今を突き破ってくる感じ。
奈々の存在がクッションになってるはずなのに、居心地の良さすら逆に苦しく見えてしまう。
“あの頃のことみ”と“今のことみ”が同じ場所に座ってるような重たさがあって、心臓の奥がじんじんした。
物語の全体に散ってた不穏さが、このパートで一気に沈む形で浮かび上がるのがすごい。
山小屋のカシュー(中山求一郎さん)と“キノミとキノミ”の闇が開く
山小屋ではカシュー(中山求一郎さん)が痛々しい状態のまま、龍二(遠藤雄弥さん)と折田(染谷将太さん)に語らされる展開が続いてて、見てるだけで胃が縮む。
「キノミとキノミ」のバンド時代の話が出た瞬間、別軸のストーリーが一気に本線に繋がった感じがあって鳥肌が立った。
特にドラムのシーが“やべー奴の息子を殺しかけた”という告白は、軽く聞き流せない重さで画面を支配する。
カシューの弱った声が反響するたび、バンド仲間の絆じゃなく、ひび割れた真相がにじみ出すようで息苦しい。
折田の冷静さも怖く、クルミを捕まえろと言った瞬間に、全体がさらに深い闇へ踏み込むのを感じた。
カラオケと卓球の明るさの裏で、都成(水上恒司さん)が追い詰められていく
都成が木場(坂東龍汰さん)と志沢(萩原護さん)とカラオケに行く流れは、一瞬だけ青春の温度が戻ったかと思った。
失恋ソングを歌って笑ったり、卓球で本気出したり、ああこういう時間が都成には必要なんだって思ってた。
なのに、その直後に“刃物を持つゾンビ男”を目撃する空気の切り替わりが急すぎて背筋が冷えた。
志沢が逃げ出すのも自然な反応なのに、都成だけが覚悟を決めて立ち向かおうとする姿が痛々しいほどまっすぐ。
彼の優しさと危うさが同時に突き出て見える瞬間で、胸がぎゅっと締まった。
ゾンビ男との対峙、アレックスの乱入で現場は完全にカオスへ
ついにゾンビ男=薬物依存症の男が都成を見つけ、刃物を持って迫ってくるシーンは、照明も音も全部が心臓に刺さる。
そこに木場(坂東龍汰さん)が知り合ったアレックスとその恋人まで現れて、現場は完全に混線状態。
都成が襲われる瞬間の表情は、恐怖だけじゃなく“逃げない”っていう決意が交じっていて、こっちまで息できなくなる。
SNSで「どういう状況?ww」「都成くん危なすぎ」と騒がれてたの、あの場面の空気ならほんと納得。
混乱の渦の真ん中に都成だけが取り残されるみたいで、しんどさが後から押し寄せた。
まとめ
第7話は、都成(水上恒司さん)の勇気と無謀さがぶつかる瞬間が多すぎて、気持ちが休まる隙がなかった。
ことみ(山田杏奈さん)の過去やバンドの闇も絡み合って、物語全体がぐっと濃くなっていく感じがした。
ゾンビ男のシーンは本気でヒヤッとしたし、都成の決意がどこまで彼を守るのか怖くなる。
次が気になるのに、気楽な気持ちで待てないタイプの回だった。
(あやぴょん)

