由宇(葵わかなさん)が、真央(神尾楓珠さん)からの“最後の贈り物”を知った瞬間、空気がふわっと震えたみたいで、胸の奥が一気に熱くなった。
泣くのを我慢しようとしても無理で、静かに涙が勝手にこぼれるタイプのシーン。
ずっと止まっていた由宇の時間が、そっと動き出す瞬間を見届けた気がして、心がぎゅっと包まれた。
由宇(葵わかなさん)が送り続けたメッセージと、返事が来た日の胸の痛み
真央が亡くなってからも、由宇が毎日スマホにメッセージを送る姿は、見ているこちらまで胸が締めつけられるものだった。
返事が来ないとわかっていても、それが生きるための細い糸になっていた感じで、文字を打つ指の孤独さがそのまま伝わってくる。
そんなある日、届いた「ありがとう」。
手が止まる由宇の表情が、あまりにも静かで、でも痛くて、画面越しに息を呑んだ。
それが真央の母・沙知(西田尚美さん)からだったとわかった瞬間、“つながっていた日々”がやっと終わるんだと気づいて、由宇の気落ちがまた深く沈んでしまうのがつらかった。
沙知(西田尚美さん)が語った“忘れられない恋”の話が優しすぎた
真央の行きつけ「だるま堂」で沙知が語った、夫・蒼(飯田基祐さん)の記憶喪失のエピソード。
“忘れられていた恋”というだけで切ないのに、そのあと再び惹かれ合って結婚した流れがあまりに純粋で、胸がきゅんと痛む。
「忘れる必要なんてない」「忘れられないままでも前に向ける」って言葉が、柔らかくて強くて、由宇の心の奥に優しく降り積もるのがわかった。
大切な人の記憶は消えないし、消さなくていい――その言葉、由宇だけじゃなく、こっちまで刺さった。
真央(神尾楓珠さん)が遺した“アートカフェ”という未来の贈り物
颯(藤原丈一郎さん)が由宇を連れて行った、あの建物。
「前を向けたら教えてほしい」なんて言葉を、生前の真央が颯に託していたと知った瞬間、胸の奥がじわっと熱くなった。
中に入った由宇が見たのは、真央が用意していたアートカフェの場所。
かつて二人で「いつか一緒に」と語り合っていた夢が、現実としてそこに残されていて、言葉にならないほど優しかった。
自分がいなくなったあとも、由宇が幸せでいてほしいって、どれだけ強く願って準備してたんだろう。
このサプライズの温度があまりに愛に満ちてて、涙が止まらなかった。
笑顔を取り戻した由宇にSNSが一斉に涙&拍手
アートカフェを見つめる由宇の表情が、久しぶりにふっと緩んだ瞬間。
その笑顔があまりに尊くて、SNSが一気にざわついてたのも納得。
「泣ける」「えぐいサプライズ」「真央の愛が深すぎる」「こんなん前向けるわけないけど、それでも進む由宇えらい」など、どの声も温かかった。
真央の思いが由宇を支えて、由宇のこれからをそっと押し出すようなラスト。
切ないのに温かい、“終わらない恋”の優しい余韻がずっと残った。
まとめ
最終回は、“恋の終わり”を悲しみだけで語らない物語の優しさがぎゅっと詰まってた。
由宇(葵わかなさん)が前に進む力を取り戻したのは、真央(神尾楓珠さん)の深く静かな愛がずっとそばにあったから。
アートカフェの準備なんて、簡単にできることじゃないのに、それを当たり前みたいに残していった真央の優しさに胸を撃ち抜かれた。
忘れないままでいい、でも前を向ける――そう思わせてくれるラストで、泣きながらも不思議と温かさが残った。
(あやぴょん)

