『すべての恋が終わるとしても』第5話、“優しすぎる嘘”が胸を締めつけた夜(感想)(ネタバレがあります)

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第5話、静かに始まったのに、途中から涙が止まらなくなった。
真央(神尾楓珠さん)が由宇(葵わかなさん)に病気のことを打ち明けるシーン、あんなに優しいのに、どうしてこんなに痛いんだろう。
「好きじゃなくなったなんて言ってない」って言葉、ずっと飲み込んでた思いがやっとこぼれた瞬間。
SNSが泣き声で埋まるのも納得の回だった。

“3年前の嘘”が生んだ静かなすれ違い

真央(神尾楓珠さん)が大腸がんを患っていたこと、それを隠して別れを選んだ理由が切なすぎた。
由宇(葵わかなさん)の将来を壊したくない、ただそれだけの思いで嘘をついた。
「好きじゃなくなった」と言う嘘は、誰よりも彼女を思ってた証拠。
でも、その優しさがいちばん残酷だった。
真央の「由宇がいると生きたいと思っちゃうから諦めた方が楽だった」という言葉、静かに刺さった。
優しさと逃げの境界線、誰にも責められない痛みがそこにあった。

病院で再会したふたり、抑えきれない涙

由宇が病院に駆けつける場面、焦って走る足音が胸に響く。
病室で弱々しく笑う真央を見た瞬間、全部の嘘が壊れていく。
「それ優しさじゃないから!」と涙混じりに言う由宇、声が震えてた。
強く見えるのに、本当は壊れそうな彼女の姿が美しかった。
真央の「由宇といるとしんどい」も、本音すぎて辛い。
好きすぎるから逃げた恋、戻りたくても戻れない距離感。
二人の間の沈黙が、いちばん重かった。

“誰かの恋の終わり”が始まりをつくる

このドラマのテーマ、“すべての恋はどこかでつながっている”が今回いちばん響いた。
由宇と真央の終わりは、きっと次の誰かの始まり。
でも、終わりって本当に終わりなのかな。
二人の時間が止まった3年の間にも、ちゃんと愛は生きてた。
葵わかなさんの涙の演技も、神尾楓珠さんの苦しさを隠した笑顔も、どっちもリアルすぎた。
心の奥で、「恋って生きることそのものなんだな」って思った。

颯(藤原丈一郎さん)と莉津(本田望結さん)の“家族の支え”が優しかった

真央の妹・莉津(本田望結さん)と親友の颯(藤原丈一郎さん)のやりとりが温かかった。
颯が真央の病気のことを知ってても言えない葛藤、優しすぎて見てて苦しかった。
真央の父(飯田基祐さん)や母(西田尚美さん)も、ただ見守ることしかできない無力さがリアル。
家族って、何かをしてあげたいのに、できない瞬間がいちばんつらい。
でもその「見守る愛」が、この物語全体を包んでた。

SNSで広がる“やさしい涙”の連鎖

放送後のSNSでは、「涙止まらん」「優しすぎる嘘が残酷」「由宇ちゃん強い」「自己完結しちゃう若さだからこそ響く」と感情の嵐。
誰かを想う気持ちは時に正義で、時に罪にもなる。
「生きたいって思っていいんだよ」ってコメントがたくさん流れてて、視聴者全員が由宇になってた気がする。
見てる人の心のどこかにある“言えなかった本音”を代弁してくれるドラマだった。

まとめ

第5話は、“優しすぎる嘘”がどれだけ人を傷つけるかを教えてくれた。
真央(神尾楓珠さん)は、由宇(葵わかなさん)を守りたかった。
でも、守ることと離れることは違う。
「それ優しさじゃない」と叫んだ由宇の言葉がずっと残る。
この作品は、恋の痛みの中にちゃんと“生きたい”がある。
次の瞬間、また誰かの恋が始まる気がしてならない。
(あやぴょん)

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