第7話を見てたら、真央（神尾楓珠さん）と颯（藤原丈一郎さん）の空気がいつもより優しくて、それなのにちょっと切なさも混ざってて、気づいたら湯気みたいな感情に包まれてた。
由宇（葵わかなさん）との時間を大切にしようとしてる真央の静かな覚悟、その裏で颯が抱えてる気持ちの揺れが交わる瞬間があって、ゆっくり沁みてくる回だった。
ドラマ全体のテーマが“終わりと始まり”なのに、今回は“気づき”の時間みたいで、しんとした余韻がずっと残る。
“忘れられない恋”が紡がれていく温度、第7話の静かな流れ
由宇（葵わかなさん）と真央（神尾楓珠さん）が高校の卒業式から続けてきた恋。
甘いだけじゃないし、痛みもあるのに、ふたりの間にある“宝物のような時間”が画面いっぱいに柔らかく残っていく。
真央が自分の病気と向き合いながら、「終活」をテーマにイラストコラムを描くことにしたのも、ただ悲しいだけじゃなくて、残りの時間をどう使うかを必死で考えてる証みたいに見えた。
野北（白洲迅さん）に本音を打ち明ける場面も、そばにいる由宇が複雑さを飲み込む姿も、人の気持ちってこんなに揺れるものなんだって思わせられる。
静かだけど確かに進んでいく時間が印象的だった。
颯（藤原丈一郎さん）と莉津（本田望結さん）の距離、揺れる心の予感
颯は真央の中学の頃からの親友で、いつも明るく見えるのに、莉津（本田望結さん）のことになるとふいに素直じゃなくなる。
そんな颯の揺れを真央（神尾楓珠さん）が見逃さないのが、親友らしい温度でちょっと嬉しくなった。
「どうなんだろうな」と誤魔化す颯の声に、まだ心の整理が追いついてない感じが混ざってて、見てる側もそわそわする。
莉津に向けた小さな視線とか、会話の間とか、全部が伏線みたいに思えてくる。
颯って普段明るいのに、恋になるとこんなにぎこちなくなるんだってギャップがほんとずるい。
銭湯での恋バナ、湯気の中の“本音”がやさしく刺さる
銭湯で湯船に浸かりながら、真央（神尾楓珠さん）が颯に「好きなやつとかいんの？」って軽く投げかけるシーン。
のんびりした空気なのに、会話の内容はふたりの心の奥に触れてくる感じで、やたら印象に残った。
颯が逆に「真央はさ、由宇のこと好きってどうやって自覚したの？」と返すあたり、彼なりに踏み出したいけど怖いのが伝わってくる。
それに対して真央が「俺の妹だからどうとか気にしなくていいから」と背中を押すのが、優しすぎて胸がぎゅっとなる。
“親友としての本音”がそのまま湯気みたいにふわっと広がって、颯の動揺まで全部やわらかく包んでくれるシーンだった。
SNSが熱くなった理由、“ピュア”“かっこよすぎ”の声が止まらない
放送後、タイムラインは「ピュアすぎる」「爆イケ颯」「会話が入ってこないくらい見た目が強い」みたいなコメントだらけ。
あの銭湯の雰囲気とふたりの距離の近さが、見てる側の心臓を直接掴んでくる感じで、そりゃ盛り上がるよねって納得する。
「ほら！背中押すしかないもんねー真央が」とか「颯と付き合ったら絶対幸せ」みたいな声も多くて、颯の魅力が一気に爆発した回になってた。
でもその裏に、真央が自分の残り時間を意識しながら、親友の未来をそっと応援してる切なさがあるから、ただ甘いだけじゃない深みもSNSで語られてた。
それぞれの“生き方”が動き出していく、第7話が残したもの
真央の連載コラムがきっかけで、颯や莉津、そして家族まで、それぞれが自分の人生を見つめ直す時間を持ち始めた。
由宇（葵わかなさん）の複雑な気持ちも、真央の覚悟も、颯の躊躇いも、全部がひとつの線でつながってるみたいに感じられた回だった。
“終わり”をただ怖がるんじゃなくて、“その先に何を残すか”を考える物語になっていて、静かに胸の奥に残る。
銭湯みたいな日常の場所で語られる恋バナがこんなにも深く感じるのって、ふたりの関係が本物だからこそなんだと思う。
まとめ
第7話は、銭湯の湯気の中でふたりの心がやわらかく触れ合う、静かで温かい回だった。
真央（神尾楓珠さん）が颯（藤原丈一郎さん）に向けた言葉は、優しさだけじゃなく、未来への小さな祈りみたいで胸に残る。
由宇（葵わかなさん）との時間を抱えながら、周りの人たちの背中までそっと押す真央の姿が、痛いほどまっすぐだった。
颯の恋の行方も、4人のこれからも、静かに見守りたくなるような余韻が広がる回だった。
（あやぴょん）
