『すべての恋が終わるとしても』第4話、藤原丈一郎さんの“優しさの矢”が刺さる回だった(感想)(ネタバレがあります)

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第4話、息するのを忘れるくらい静かで、優しいのに苦しい時間だった。
真央(神尾楓珠さん)の病気の秘密、そして颯(藤原丈一郎さん)がそれに真正面から踏み込む姿。
葵わかなさん演じる由宇の穏やかな世界に、ほんの少しだけ冷たい風が吹いた感じ。
でもその風が、人と人との距離をもう一歩近づけたようにも思えた。
SNSでは「颯くん男前すぎる」「泣ける」「言ってくれてありがとう」って声があふれてて、全員が同じ気持ちだったと思う。

“病気なの?”たった一言で、空気が変わる

颯(藤原丈一郎さん)が真央(神尾楓珠さん)の家を訪ねて、「病気なの?」と問いかけた瞬間。
部屋の空気が一気に張りつめた。
莉津(本田望結さん)がとっさに「勘違いしてるって」と庇うその声も震えていて、3人の関係性の深さが一瞬で伝わる。
でも、真央が静かに「もういいよ、莉津」と言った時の表情。
あの一言が、3年間の沈黙と覚悟をすべて包み込んでた。
優しさで張り詰めた糸がほどける瞬間って、こんなに痛いんだ。

颯(藤原丈一郎さん)の優しさが真央(神尾楓珠さん)を救う

颯の目の奥にある“怖さ”と“優しさ”の同居が見事だった。
「よく言ったよ…颯!」って思わず拍手した人、多いはず。
真央の「治療はしたけど完治はしていない」という告白を、否定も同情もせず、ただ静かに受け止めた颯。
その“聞く姿勢”がもう、愛に近い。
声のトーンも、息づかいも、全部やわらかくて包み込むみたい。
藤原丈一郎さんの演技があまりに自然で、リアルすぎて胸が熱くなった。

莉津(本田望結さん)の優しさが痛いほど伝わる

莉津は、ずっと颯に想いを寄せてるのに、兄のために気持ちを押し殺してた。
嘘をつくのが下手な彼女が、必死に笑って誤魔化す姿は本当に苦しい。
「りっちゃん優しすぎる」ってSNSにたくさん書かれてたけど、ほんとその通り。
守りたい人が多すぎて、自分の心の居場所がない感じ。
でも、そんな莉津の優しさが、このドラマ全体を柔らかく包んでる気がする。
颯と真央の間に立つ存在として、彼女の涙が一番リアルだった。

“すべての恋が終わるとしても”というタイトルが沁みる

この回は、“終わり”という言葉の優しさを改めて感じた。
病気や恋、嘘や家族――どれも終わりがあるけど、それは無くなるって意味じゃない。
真央(神尾楓珠さん)の抱える不安と、それを静かに受け止める颯(藤原丈一郎さん)の勇気。
葵わかなさん演じる由宇が知らない場所で、もう一つの“愛の形”が確かに存在していた。
それがこのドラマの本当のテーマなんだと思う。
終わっても残る気持ち、それが恋の証なんだよね。

SNSが“泣ける夜”で溢れた

放送後、「颯くんの目で泣いた」「向き合う姿がまっすぐ」「お兄ちゃんズが良すぎる」など、感情爆発の声が多かった。
“病気”という現実を正面から描きながらも、ちゃんと温かさを残してくれるのがこの作品のすごいところ。
「話せてよかったね」って言葉が、視聴者の祈りみたいに流れてた。
涙が優しさに変わる夜だった。

まとめ

第4話は、“勇気”と“優しさ”が交差した奇跡の30分。
藤原丈一郎さんのまっすぐな眼差し、神尾楓珠さんの静かな強さ、本田望結さんの繊細な心。
全部が溶け合って、ひとつの答えを出してくれた。
“終わる恋”の中に、“生きる希望”が確かにある。
静かな涙がこんなにも温かいなんて、忘れられない回になった。
(あやぴょん)

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