恋のミッションが生み出す“初デートのときめき”
第7話は、すみれ(久保乃々花)と橘(柊太朗)の距離が決定的に縮まった、シリーズ屈指の“甘さ全開”の回でした。
初めてのデートに挑むすみれが、友人の考えた“恋のミッション”を一つずつクリアしていく様子は、観ているこちらまで胸が高鳴るほどピュアで可愛らしい。
手をつなぐ。
距離を縮める。
勇気を出して一歩踏み込む。
そのどれもが等身大で、ぎこちなくて、だからこそ心に響きます。
良かったこと
すみれの恋心がとにかく愛おしい
恋のミッションに挑むすみれの姿は、恋にまっすぐで不器用で、まさに“初恋のドキドキ”そのもの。
ミッションをクリアするたびに頬が赤くなり、胸がぎゅっと締め付けられる描写が本当に丁寧で、視聴者も一緒に初恋を体験しているような気分になります。
そして、想いが抑えきれず、勇気を振り絞って橘を家に誘う――
その瞬間のすみれの表情は、今まででいちばん“恋する女の子”でした。
橘の優しさと距離感が絶妙
橘はすみれの気持ちを急かさず、でも確かに受け止めてくれる優しさが光っていました。
彼の温もり、香り、触れ方――
すみれがとろけてしまうのも当然と思えるくらい、包み込むような存在感がありました。
これまで“偽りの関係”というスタンスだった橘の言動が、
デートを通して変化していく様子も魅力的。
すみれを大切に思う気持ちが表情から溢れています。
“偽物 → 本物”へと変わる瞬間の描写が秀逸
最初は契約のように始まった二人の関係が、
たった一つのデートで本物の恋へと変わっていく流れは、まさにこの作品の醍醐味。
甘さ、緊張、距離が縮まる喜び――
そのすべてが自然で、丁寧で、美しく描かれていました。
気になった・もっと見たかった部分
橘の“心の声”も少しほしかった
すみれ視点が中心だったため、
橘がデート中に何を思い、どう感じていたのかがやや控えめな印象。
後半で見せる優しさから“本気になりつつある”のは伝わりますが、
次回以降、その内側が描かれることに期待したいところです。
家に誘われた後の描写をもっと!
クライマックスの“家に誘う”シーンは最高でしたが、
余韻が大きすぎて「続きが見たい……!」と叫びそうになる終わり方。
良い意味の焦らしが効いており、次回へのワクワクが加速しました。
感想まとめ
第7話は、
初恋のときめき
恋の勇気
触れ合う甘さ
そして“偽りの恋が本物になる瞬間”
これらが見事に詰まった神回でした。
すみれの無邪気な恋心も、
橘の静かに募っていく想いも、
どちらも尊くて、切なくて、甘くて――
思わず笑顔になってしまうような素敵なエピソードでした。
今後への期待と考察
・橘はどこまで本気なのか
・すみれの気持ちはさらに深まるのか
・“偽りの関係”が完全に恋人へと変わる瞬間はいつ訪れるのか
・家での二人の時間がどう描かれるのか
(あいちゃん)

