『ザ・ロイヤルファミリー』第3話、山王耕造の“夢と誇り”が胸を焦がした夜(感想)(ネタバレがあります)

本ページはプロモーションが含まれています

第3話、まっすぐな男たちの言葉が心に刺さった。
山王耕造(佐藤浩市さん)の「人が驚いてくれなきゃ面白くない」ってセリフ、久々に魂が震えた。
競馬ドラマっていうより、“夢を信じる生き方”そのもの。
栗須栄治(妻夫木聡さん)や加奈子(松本若菜さん)の視線を通して見える耕造の姿が、ただの馬主じゃなくて“夢を繋ぐ男”に見えた。
息をのむような静かな熱量。これぞ日曜劇場の真骨頂。

耕造(佐藤浩市さん)の情熱が光る瞬間

耕造(佐藤浩市さん)が初めてノザキファームに向かった時の空気、ピリッと張り詰めてた。
「気に入らねぇな」と吐き捨てながらも、自分の足で確かめに行く。
口は悪いのに、目は誠実。
馬を見るときの視線が、まるで人を見抜くような温かさを持ってた。
「意地はんないで、自信持って売りゃあいいんだよ」って言葉、叱咤でもあり応援でもある。
耕造の中には、勝つためのプライドと、人を信じる優しさが共存してる。
このバランスを表情だけで伝える佐藤浩市さん、さすがの貫禄。

剛史(木場勝己さん)の“庭先取引”に込めた誇り

剛史(木場勝己さん)の「これは商売じゃない、勝負なんです」って一言にすべてが詰まってた。
1億円という値段は、単なる価格じゃなくて、誇りの証。
「誰がなんと言おうと、この牧場の馬でG1を取る」――その言葉がもう宣言だった。
時代に取り残されても、自分の目を信じて立ち続ける頑固さ。
それが痛いほどかっこいい。
木場さんの演技には“負けない大人”の渋さがあった。
その背中を見たら、誰だって胸が熱くなる。

栗須(妻夫木聡さん)が見た耕造の“人間力”

栗須(妻夫木聡さん)は、耕造に振り回されながらも、少しずつ惹かれていく。
最初はただの仕事相手だったのに、気づけば“この人の夢を見届けたい”って顔になってた。
「死に物狂いで」って答える耕造を見て、栄治の中でも何かが変わった。
仕事の成功じゃなく、“人を信じて賭ける”ことの尊さを感じ取ってた気がする。
妻夫木さんの静かな芝居が、このドラマの潤滑油みたいに効いてる。
彼の存在があるから、耕造の熱がより際立つ。

加奈子(松本若菜さん)の想いと日高の現実

ノザキファームの加奈子(松本若菜さん)の涙が忘れられない。
「父は日高の人たちの思いも背負ってるんです」って言葉がリアルで重い。
高齢化や後継者不足――夢を語るには過酷な現実がある。
それでも、「日高の馬で勝ちたい」と願う父の背中を支える娘。
松本若菜さんの凛とした演技が、地方の光と影を丁寧にすくってた。
親子の絆が夢を超える瞬間に、静かに涙が出た。

視聴者が感じた“熱と涙”

放送後、「耕造かっこよすぎ」「夢を語る姿に泣いた」「頑固親父どものロマンが最高」とSNSが大盛り上がり。
荒っぽくて強引なのに、人の心を動かす力がある耕造。
彼が“馬の向こうにいる人”をちゃんと見ていることが、回を重ねるごとに伝わってくる。
馬を通して描かれる人間ドラマ、どのセリフにも人生の重みがある。
一言でまとめるなら、“汗と涙の大人の青春”だった。

まとめ

第3話は、夢と誇りを賭けた男たちの本音がぶつかり合う神回。
耕造(佐藤浩市さん)のロマンも、剛史(木場勝己さん)の信念も、どちらも本物だった。
栗須(妻夫木聡さん)や加奈子(松本若菜さん)を通して、その情熱が確実に広がっていく。
日高の風、馬の鼓動、男たちの言葉。全部が重なって胸が震えた。
「勝つ気はありますか?」――この問いの答えが、次回の希望に繋がる。
(ゆめのん)

「ザ・ロイヤルファミリー」の関連グッズを楽天ブックスで探す
「ザ・ロイヤルファミリー」の関連グッズをAmazonで探す