『ザ・ロイヤルファミリー』、最終話で一瞬映った“あの人”に全部持っていかれた(感想)(ネタバレがあります)

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第10話、感動のクライマックスに向かって一直線かと思ったら、思わぬところで心を撃ち抜かれた。
栗須(妻夫木聡さん)と耕一(目黒蓮さん)が積み上げてきた時間の重みを噛みしめてたら、パドックの空気が急にリアルすぎる方向に振れる。
物語としても熱いのに、現実とリンクする一瞬が差し込まれて、感情が追いつかない。
競馬を知ってる人ほど「え?」ってなったはずの、あの数秒が忘れられない。

栗須(妻夫木聡さん)とロイヤルファミリーの執念

奇跡の復活って言葉が軽く聞こえるくらい、ここまでの道のりは険しかった。
勝てない時期が続いて、夢だった有馬記念がどんどん遠ざかっていく焦り。
それでも諦めずに走らせ続けた栗須(妻夫木聡さん)の覚悟が、ジャパンカップで一気に報われる。
レインボーキャンプが坂井瑠星騎手とともに掴んだG1初制覇は、物語としても完璧な転換点だった。
あの勝利がなかったら、最終話の景色は見られなかったと思う。

耕一(目黒蓮さん)と信じ続ける強さ

耕一(目黒蓮さん)は、感情を大きく出すタイプじゃないけど、目の奥にずっと炎がある。
勝てない時も、馬を疑わなかったし、仲間を疑わなかった。
ロイヤルファミリーに対する信頼が揺らがなかったからこそ、あの舞台に立てた。
派手なセリフがなくても、佇まいだけで伝わる覚悟があって、見てる側も自然と背筋が伸びた。

有馬記念前、パドックの異様なリアリティ

有馬記念という特別な舞台。
騎手やオーナーが言葉を交わすパドックの空気が、妙に生々しい。
その中で、レインボーキャンプのそばに立つ坂井瑠星騎手と、もう一人の存在。
一瞬映ったトレードマークのハット。
競馬を知ってる人なら、あの時点で心臓が跳ねたと思う。

矢作芳人調教師の登場が持つ意味

「馬信じて乗って来いよ」。
この一言の重みが分かる人には、あのシーンは事件レベル。
世界で結果を出してきた矢作芳人調教師が、ドラマの最終話にさらっと現れる衝撃。
坂井騎手の「はい、がんばります」という返事まで含めて、現実の競馬そのもの。
フィクションの中に、本物を一瞬だけ混ぜる演出が、あまりにも強かった。

最終話で一番ざわついた瞬間

物語的には、ロイヤルファミリーの挑戦が主役。
なのに、SNSでは一気に別の話題が駆け巡る。
「矢作さん出た」「最終回のビッグゲストすぎる」。
この反応も含めて、このドラマの懐の深さを感じた。
競馬ファンへのご褒美みたいな一瞬が、ちゃんと用意されてたのが嬉しい。

まとめ

『ザ・ロイヤルファミリー』最終話は、夢と現実が交差する締めくくりだった。
栗須(妻夫木聡さん)と耕一(目黒蓮さん)が追い続けた有馬記念への道は、十分すぎるほど熱かった。
そこに矢作芳人調教師という“本物”を一瞬だけ映す大胆さ。
競馬を知らなくても胸が熱くなるし、知ってたら忘れられない。
最後まで、見る側の感情を裏切らないドラマだった。
(みかんてぃ)