「テミスの不確かな法廷」第1話の感想|静かなのに胸がざわつく始まり【ネタバレなし】

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法廷ドラマって重そう…って思ってたのに、第1話を見終わったあとは、静かな余韻がずっと残るタイプの作品だった。派手な展開があるわけじゃないのに、心の奥をじわじわ触られる感じがあって、気づいたらいろんな場面を思い返してしまう。

安堂という裁判官の“視点”が新鮮すぎる

安堂(松山ケンイチさん)は、いわゆる理想的な裁判官像とはちょっと違う。
感情を表に出さないし、淡々としてるんだけど、その沈黙の中にものすごい情報量が詰まってる感じがする。
視線の動きとか、間の取り方とか、何も語られないのに「今、相当考えてる…」って伝わってくるのが印象的で、後から思うとあの静けさがもう伏線みたい。

法廷の空気がやたらリアルで息苦しい

市長襲撃事件の初公判、全体の空気がピリッと張りつめてて、見てる側まで背筋が伸びる感じ。
被告人・江沢卓郎(小林虎之介くん)が突然否認に転じる瞬間、派手な演出はないのに、あの違和感が強烈に残る。
あの一瞬の沈黙、見た人なら分かると思うけど、かなり忘れにくいやつ。

山路の存在が物語に深みを足してくる

精神科医・山路(和久井映見さん)は出番自体は多くないのに、なぜかずっと心に引っかかる存在。
安堂の過去を知る人物としての距離感とか、言葉の選び方とか、全部が意味ありげ。
第1話の段階では多くを語られないけど、後で振り返ると「あの時の一言、重かったな…」ってなるタイプのキャラクター。

“正しさ”が簡単に決まらない感じが刺さる

このドラマ、誰が正しくて誰が間違ってるかを簡単に示してこないのが特徴的。
安堂(松山ケンイチさん)が感じた小さな違和感が、どこまで本質に近づいているのか分からないまま進む感じがリアルで、見ていて落ち着かない。
あの法廷で交わされた何気ない言葉や視線、後になって意味を持ってくると思うと、第1話から油断できない。

全体的に派手さはないのに、気づいたら心を掴まれてる不思議な初回。
全部を見た今だからこそ、この第1話の静けさがどれだけ重要だったか分かる気がする。
「あの場面の空気、忘れられないな…」って自然に思ってしまう、そんな始まりだった。