『セラピーゲーム』第8話、湊が心を開いた瞬間が尊すぎて息止まる(感想)(ネタバレがあります)

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第8話、画面の温度が一気に変わった感じがした。
湊(NAOYAさん)が静真(冨田侑暉さん)に向ける視線が、これまでとまるで違う。
強がりも逃げもあるのに、その奥にある本音がちゃんと見えてきて、胸がじわっと熱くなる。
「やっとここまで来たんだな」って、自然に思わされる回だった。

湊(NAOYAさん)が抱えてきた過去の重さ

湊が簡単に人を信じられない理由が、今回かなりはっきり描かれた。
幼少期の家庭環境や、母との関係が心に影を落としているのが伝わってくる。
明るく振る舞って、からかって、距離を取る癖は全部防御だったんだなって思わされる。
NAOYAさんの演技が、言葉にしない感情まで丁寧で、見ていて苦しくなる瞬間も多かった。

静真(冨田侑暉さん)のまっすぐさが救いになる

静真は、優しいけど甘いだけじゃない。
湊の過去を知っても引かずに、真正面から向き合おうとする姿勢が一貫してる。
「過去がお前の未来を決めるんじゃない」という言葉が、説教じゃなくて願いに聞こえた。
冨田侑暉さんの落ち着いた声と目線が、静真という人物の信頼感を支えてる。

実家と屋根裏が象徴する心の奥

湊の実家に行く流れは、物理的にも心理的にも一番深い場所に踏み込む展開。
一番好きな場所が屋根裏っていうのも、どこか湊らしい。
楽しかった記憶と、苦しかった記憶が混ざり合った空間で語られる言葉が重い。
そこに静真が一緒にいることで、過去が「閉じ込めるもの」じゃなくなっていく感じがした。

「選べ」と言われて初めて向き合った本音

「俺といたいのか、いたくないのか」という静真の問いは、かなり覚悟がいる。
逃げ道を残さないけど、強制でもない。
湊が泣きながら「信じる」と言った瞬間、これまでの全部がつながった気がした。
弱さを見せることを選んだ湊が、本当に愛おしかった。

湊が素直になった先の距離感

気持ちがあふれて抑えきれなくなる湊の様子が、とにかく切実。
強気な言葉の裏にある不安も、期待も、全部伝わってくる。
静真が受け止めようとする姿勢も含めて、二人の関係が一段深まった回だった。
SNSで「湊がかわいい」「静真がいい男」って言われるのも納得しかない。

まとめ

第8話は、恋が一気に進んだというより、心の扉が開いた回だった。
湊(NAOYAさん)が過去を抱えたままでも前に進もうとしたのが大きい。
静真(冨田侑暉さん)の一貫した想いが、それを支えていた。
甘さだけじゃなく、痛みも含めて描かれる関係性が、この作品の魅力。
次の話数で、二人がどう向き合っていくのかが気になる余韻が残った。
(ほのりん)