「東京P.D. 警視庁広報2係」第3話の感想|正しさがぶつかる夜、心がざわつく【ネタバレなし】

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デスクワークにも少し慣れてきた今泉麟太郎(福士蒼汰くん)の日常が、一本の電話で一気に緊張モードに切り替わる第3話。
事件そのものも重たいのに、そこから派生する「伝える責任」の話が、想像以上に刺さってきて、見終わったあともしばらく静かになっちゃう回だった。

数字と名前の間にある、見えない重さ

失踪から始まって、被疑者逮捕、そして次々に明らかになる事実。
情報として並べると冷静なのに、画面で見ると一つ一つがちゃんと人の人生で、胸の奥がひやっとする。

北川一(津田寛治さん)が実名公表に慎重になる理由も、すごく現実的で、簡単に否定できない空気がある。
一方で、安藤直司(緒形直人さん)の「知らせることで救える命がある」という視点も、まっすぐで、どっちも間違ってないのが余計につらい。

広報課という立場の難しさがじわじわ来る

広報課って、事件を“外に出す”役目だけど、その一言で誰かの人生が大きく変わる可能性があるって、改めて突きつけられる感じ。
会議のシーン、言葉の応酬が派手じゃないのに、空気が重たくて、あの沈黙の間が忘れられない。

今泉(福士蒼汰くん)が黙って聞いている時間も長いのに、表情だけで気持ちが伝わってきて、心の中で何度も整理しようとしてるのが見えてくる。
成長してるはずなのに、簡単に割り切れない現実にぶつかってる感じがリアルだった。

報道が走った瞬間の空気が、ちょっと怖い

YBXテレビ側の判断が出るまでの流れ、スピード感があって、でもその速さが逆に怖く感じる瞬間もあった。
稲田裕司(金子ノブアキさん)の言葉には熱があって、使命感も伝わるんだけど、その熱が誰に向かっているのか、ふと考えさせられる。

「あの場面の衝撃は忘れられない」って、まさにここで、報道が切り替わった瞬間の空気が頭から離れない。
正しいことをしているはずなのに、なぜか胸がざわつく、不思議な感覚が残る。

被疑者の言葉が残した違和感

現場検証での川畑礼介(猪俣周杜さん)の態度、感情が見えにくくて、逆にいろんな想像が膨らんでしまう。
否認の仕方も、完全に信じていいのか、それともまだ何か隠れているのか、その境目が曖昧で、まさかあの人物が…!って気持ちが頭をよぎる瞬間がある。

巨椋雅史(吉原光夫さん)の対応も淡々としているのに、内側では何かを抱えているように見えて、視線の動きひとつひとつが意味深に感じられた。

事件ドラマだけじゃ終わらないところが、この作品らしい

犯人探しだけじゃなくて、「どう伝えるか」「誰のための情報か」ってところまで踏み込んでくるから、見ていて気持ちが追いつかなくなる。
第3話は特に、正解が一つじゃないテーマを真正面から投げてきて、簡単にスッキリできない余韻が残る回だった。

静かだけど、確実に物語の芯に近づいている感じがあって、あとからじわっと効いてくるタイプの回。
考えさせられるのに、ちゃんとドラマとして面白い、そのバランスがすごく印象に残った。